牛丼チェーン「すき家」の提供したとん汁に「ネジ」が混入していた、との報告がツイッターに上がった。同チェーンを運営するゼンショーホールディングスも把握しており、調査を進めている。長さ2センチほどの大きさだったというネジ。一体どんな経緯で混入したのか。ツイッターに写真、具のサトイモに大きなネジが...きっかけは、あるツイッターユーザーが2017年3月23日に投稿した1枚の写真。写真を見る限り、とん汁の具であるサトイモに大きなネジが刺さっている。具から飛び出た状態だ。インパクトの強さから、写真は勢いよく拡散。「クレーム入れても良い」「ありえん」「びっくり」と驚きの声が上がった。「すき家店員」を名乗る、あるユーザーも「このネジ使われてるとこは一部の機械にしか使われてない、大体は溶接しててあまりネジ使わないトン汁の袋に元々入ってたか中国人店員がぶっ刺したか客側でイタズラしたかくらいしか考えられないこれは全国のすき家トン汁全て破棄するレベルの大問題」とリプライ(返信)している。果たして混入は事実なのか。ゼンショーホールディングス広報部は取材に対し、23日昼ごろ、ある店舗の来店客に混入を指摘されたと答えた。店舗側はその場で、商品を交換。客はそれを食べ、店を後にした。ネジは現在、本社で保管されているという。「詳細を確認中なので慎重を期したい」とのことで、店舗名は明かさなかった。「混入した場所は工場か店舗の2択だが、おそらく店舗だろう。工場だと金属探知機が機能しているので、弾かれるはず。ただ、店舗のどこの部分のネジが混入したのかは確認中だ。厨房機器をはじめ、色々な場所にネジがある」「今回は当方のミスと考えている。申し訳ない」とはいえ、通常のオペレーションでネジが混入するのは「ありえない。何らかの拍子で混入したと考えられるが、相当に低い確率だ」という。一方で、ネジの混入は過去にもあったと話し、「すき家の歴史で初めて、ではない。混入が見つかるたびに改良、試行錯誤を重ねてきている。今回は当方のミスと考えている。申し訳ない」と謝罪した。
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