「化学兵器はトルコから持ち込まれた」「我々は犠牲者だ」
ハラビ大使は、化学兵器は隣国のトルコから持ち込まれ、その使用は
「テロリストグループと、欧州にいる支持者による、シリアに対する意図的な行動」
だと主張。「(化学兵器が使われた地域で)何が起こったのか」と詰め寄る記者には
「米国や欧州、テロリストに質問すべき」
と繰り返す一幕もあった。さらに、
「我々は犠牲者だ。我々には、国民を殺害しているシリア国内のテロリストを追放する完全な権利がある。シリア国民を守るためのいかなる軍事行動を起こす権利は、米国にも欧州にもない」
「我々は、決して誰に対しても化学兵器は使用しない。テロリストグループに対しても使わない」
などとして、「犠牲者」だとの立場を強調した。
一方で、米国のミサイル攻撃に理解を示している日本政府については
「日本は国際法を尊重するのであれば、国際法に違反するいかなる国も支持すべきではない。もし他国の主権を尊重するのであれば、日本は他国の主権を侵害するようないかなる行動も理解すべきではない」
などと、米国に同調したことを非難した。