インフルエンザ、首都圏ご注意! 埼玉で学校閉鎖、野球選手も感染

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   インフルエンザは真冬に大流行するイメージがある。しかし、春を迎えた今の時期も油断できない。ピーク時期と比べて感染者数は減っているものの、全国の中には注意が必要なレベルが続いている地域がある。

   著名人でもプロ野球、阪神タイガースの藤浪晋太郎投手が出場登録を一時抹消されるなど、インフルエンザに襲われたケースが散見される。

  • 大谷投手が感染したのは「B型」だった
    大谷投手が感染したのは「B型」だった
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首都圏はいまだに「定点当たり1人」を上回る

   埼玉県の県立松山高校(東松山市)は2017年4月18~21日、インフルエンザにかかった生徒が続出したため全学年を対象に学校閉鎖の措置をとった。同校ウェブサイトによると、「これ以上の感染拡大を防ぐため」という。在校生に向けて「原則として外出せず、家の中で過ごすようにしてください」と呼びかけている。

   埼玉県によると、直近の2017年第15週(4月10~4月16日)のインフルエンザ流行状況は、定点当たりの患者報告数が4.00人となった。県内のさいたま市では4月19日付で、「インフルエンザが流行しています」とウェブサイトを通じて注意喚起を出している。市内の流行状況は、県全体よりは少ない定点当たり3.00人だが、「流行の目安となる『定点当たり1人』を超えており、流行が継続しているとみられます。引き続き注意が必要です」としている。

   首都圏では、東京都の第15週は定点当たり4.17人、神奈川県は同4.04人、千葉県は同4.75となっている。いずれも「定点当たり1人」を大きく上回っている。千葉県では、4月12日に「インフルエンザ警報」が解除されたばかりで、まだ警戒が必要だ。

   国立感染症研究所が4月12日に発表したインフルエンザ流行レベルマップを見ると、直近の5週間における国内のインフルエンザウイルス検出状況は、「AH3亜型」が最も多く、「B型」が続いている。1年前の報告状況を参照すると、1~2月の真冬にはいわゆる「A型」が猛威を振るうが、3~4月にかけてはA型が収まっていく半面「B型」の流行が続き、割合では逆転している。両方にかかる可能性もあるので、一度治っても安心はできない。

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