2024年 4月 28日 (日)

多摩川沿いランニングしただけでけが 「化学やけど」原因と正体に迫る

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水で洗い流すのが最良の中和方法

   病気ではないため予防法と言えるものはないが、もし化学物質が付着してしまった場合はどう対処すればよいのか。形成外科学会のウェブサイトに掲載された「化学熱傷の治療」では、損傷した部位を大量の水道水で1時間以上洗浄して原因物質を洗い流すことが重要とし、「大量の水道水に勝る中和剤はないと考えてよい」とまで書かれている。

   アルカリ性の物質の場合、酸性よりも皮膚などの損傷が激しくなるため長めに洗浄したほうがよく、損傷範囲が広い場合は体温程度の温水シャワーをかけるべきだという。

   ただし洗い流しきったように見えても皮膚の奥深くへ損傷が進行することが多く、場合によっては眼にも化学物質が飛び散っていたり、吸い込むことによる気道の損傷、飲み込むことによる消化管の損傷といった症状も考えられるため、速やかに医療機関を受診するようすすめている。

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