15歳久保建英、U-20W杯飛び級選出 初優勝の秘密兵器として期待

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   FIFA U-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)2017に臨むサッカー日本代表メンバー21人が発表され、FC東京U-18のFW久保建英(15)が選出された。

   久保以外は全員18~20歳で、飛び級選出が際立つ。久保は「持ち味を発揮したい」とコメントを出している。

  • FWに久保建英が名を連ねた(画像はJFAによる「U-20日本代表 メンバー発表記者会見」動画の1カット)
    FWに久保建英が名を連ねた(画像はJFAによる「U-20日本代表 メンバー発表記者会見」動画の1カット)

「個の力」と状況に応じた「柔軟性」

   U-20W杯代表メンバー発表会見は2017年5月2日に開かれ、日本サッカー協会(JFA)の西野朗・技術委員長と、U-20日本代表の内山篤監督が出席。内山監督の口から21人の氏名が読み上げられた。

   日本は16年10月のアジア選手権で優勝したものの、内山監督はこの日のメンバー発表会見で、決勝・サウジアラビア戦にふれ、「個々の能力、身体能力が高い選手に苦戦した」と述べた。その後、「個の力と、いろんな状況で柔軟性を持って戦えるよう強化してきた」という。FWの選出方針は「世界の大会は簡単ではないが、ゴールチャンスがないわけではない。よりクオリティの高い選手、チャンスメークができるプレーヤーを選んだ。Jリーグでも何点か取っている選手もいる。良い部分を継続したまま代表チームに入れたらいいと思う」と話した。

「やる以上は頂点をめざす」

   久保については「適応能力が高い。非常に柔軟で、攻撃に変化を持たせられる。フィットするのはそんなに難しくないだろう」「彼のような選手には早く良い環境、少し高いレベルで経験させた方がいい」との展望を明かしている。2トップを用いる現在の代表のシステムでは、エースの小川航基(ジュビロ磐田)と岩崎悠人(京都サンガF.C.)が主力として双璧を成しているが、「変化」をつける意味では久保が投入される可能性もあり得る。

   久保は10歳だった11年に、世界を代表する名門FCバルセロナ(スペイン)の下部組織「カンテラ」の入団試験に合格し、最初のシーズンで30試合74得点をあげて日本のみならず世界にその名を知らしめた。久保は16年12月にU-20W杯代表世代チームに初招集され、アルゼンチン遠征を経験。17年3月のドイツ遠征にも引き続き招集されると、全4試合出場(先発1試合)2得点と活躍。早々にチームにフィットし始め、W杯本戦メンバーへの選出が現実味を帯びた。これらの活躍から2020年の東京五輪でのエースと目されている。

   クラブでも好調だ。4月15日のJ3第5節、セレッソ大阪U-23との試合で、Jリーグ史上最年少ゴール記録(15歳10か月11日)を打ち立てた。同月30日の第6節AC長野パルセイロ戦ではゴールこそ奪えなかったが、「黄金の左足」とは違って、利き足でない右足でシュートを放つなど存在感を見せた。さらにFC東京のトップチームでのデビューも取り沙汰され、5月3日のルヴァンカップ・北海道コンサドーレ札幌戦に向けて1日、主力組と合流して全体練習に参加した。

   久保は所属するFC東京公式サイトで「U-20日本代表に選出していただき光栄です。選出の連絡を受けたときは正直驚きましたが、僕の特長を評価していただいて選んでくださったと思うので、自分の持ち味をしっかりと発揮して、チームの勝利に一つでも多く貢献できるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」とコメントした。

   FIFA U-20W杯は2年に一度開催され、今回は2017年5月20日~6月11日に韓国で行われる。24チームが参加し、4チームずつ6組に分かれ、まずグループリーグを行う。D組の日本は5月21日に南アフリカ、24日にウルグアイ、27日にイタリアと戦う。

   日本のU-20W杯は、小野伸二、小笠原満男、遠藤保仁、稲本潤一らを擁した1999年大会(当時はワールドユース選手権)の準優勝が最高成績。内山監督は会見で「やる以上は頂点をめざす」と優勝に向けて力強くコメント、最年少初出場の久保が「秘密兵器」として機能すれば不可能ではない言葉だ。

U-20W杯日本代表メンバー一覧

   U-20W杯日本代表メンバーの氏名、生年月日、身長/体重、所属チームは以下の通り(データはJFA公式サイトと所属クラブ公式サイトから)。

●GK
小島亨介 1997.01.30 183cm/73kg 早稲田大
波多野豪 1998.05.25 197cm/87kg FC東京
山口瑠伊 1998.05.28 186cm/73kg FCロリアン(フランス)

●DF
板倉滉 1997.01.27 186cm/75kg 川崎フロンターレ
中山雄太 1997 .02.16  181cm/76kg 柏レイソル
初瀬亮 1997.07.10 175cm/64kg ガンバ大阪
藤谷壮 1997.10.28 178cm/62kg ヴィッセル神戸
舩木翔 1998.04.13 177cm/65kg セレッソ大阪
杉岡大暉 1998.11.05 188cm/78kg アビスパ福岡
冨安健洋 1998.11.05 188cm/78kg アビスパ福岡

●MF
酒井大将 1997.01.18 167cm/64kg 大分トリニータ
三好康児 1997.03.26 167cm/64kg 川崎フロンターレ
森島司 1997.04.25 173cm/64kg サンフレッチェ広島
市丸瑞希 1997.05.08 172cm/60kg ガンバ大阪
遠藤渓太 1997.11.22 175cm/66kg 横浜F・マリノス
堂安律 1998.06.16 172cm/70kg ガンバ大阪
原輝綺 1998.07.30 178cm/70kg アルビレックス新潟

●FW
小川航基 1997.08.08 183cm/77kg ジュビロ磐田
岩崎悠人 1998.06.11 172cm/69kg 京都サンガF.C.
田川亨介 1999.02.11 181cm/70kg サガン鳥栖
久保建英 2001.06.04 170cm/63kg  FC東京U-18

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