2024年 5月 6日 (月)

携帯の電磁波で脳や心臓に腫瘍!? 伊裁判所と米政府研究機関が判断

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ネズミに電磁波を当て続けると、脳と心臓に腫瘍が

   一方、2016年5月27日、米保健福祉省がラットの実験で、携帯電話の電磁波を当て続けると腫瘍が発生したという研究報告を発表した。発表では、まだ研究の途中段階であり、腫瘍発生率もごくわずかだとしながら、「この結果には大きな意味合いが含まれているため、最終報告を待たずに発表した」と指摘したものだから、ロイター通信や米ウォール・ストリート・ジャーナル紙など多くの海外メディアが一斉に報道した。

   発表によると、同省の専門組織「国家毒性プログラム」(NTP)は、10年以上前から携帯電話の健康面に与える影響を調査し、次の結果が得られた。

(1)数百匹のラットを携帯の電磁波を当てるグループと、当てないグループの2つに分けた。一方のグループに、最も一般的に使われている携帯の電磁波を1日9時間、2年間にわたって照射した。

(2)すると、電磁波を当てたグループに2~3%の割合で脳腫瘍が、2~7%の割合で心臓の腫瘍が発症した。電磁波を当てなかったグループでは、腫瘍の発症例はゼロだった。

(3)理由は不明だが、電磁波を当てたグループは、当てなかったグループよりも長生きをした。

   この結果について、研究リーダーのジョン・バッチャー博士は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の取材に「電磁波を浴びるとラットにわずかだが腫瘍が増える傾向は、過去の研究と一致する。携帯電話の技術は急速に進歩しており、その影響を理解するにはまだ多くの研究が必要だ。私たちは、その前に今回の暫定結果を多くの人々に知らせることが重要だと感じた」と語った。

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