2018年 7月 23日 (月)

塩分摂取源のワン・ツーはカップと袋の即席麺 「減塩の日」で調査 

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   2017年4月末には毎月17日が「減塩の日」とされることが発表されたが、はじめて迎えたその日の5月17日をとらえ、国立研究開発法人の医薬基盤・健康・栄養研究所は「日本人はどんな食品から食塩をとっているか?」と題する調査結果を発表した。

   それによると、日本人の食塩摂取源となっている1位はカップ麺、2位は袋入りなどのインスタントラーメンだった。

医薬基盤・健康・栄養研究所「どんな食品から食塩を」

   3~10位は、梅干し、高菜の漬け物、きゅうりの漬け物、辛子めんたいこ、塩さば、白菜の漬け物、まあじの開き干し、塩ざけ――と、日本の伝統的といえる魚介類や野菜の保存食。3位の梅干しの1日当たりの食塩摂取量が1.8グラムなのに対し、カップ麺は5.5グラム、インスタントラーメンは5.4グラムだった。

   調査は、12年の「国民健康・栄養調査」のデータを元に解析。対象は20歳以上の男女2万6726人で、摂食者数が300人未満の食品、調味料、香辛料は除外されたた。元になった国民健康・栄養調査は同年11月のある1日の調査だ、通年の生活状況や習慣的な摂取量を反映しているものではないという。

   厚生労働省の「食事摂取基準(2015年版)」では1日の食塩摂取量の目標値を、男性8.0グラム未満、女性7.0グラム未満としている。10年版ではそれぞれ9.0グラム未満、7.5グラム未満で、それよりも厳格化されている。厚労省の同年の「国民健康・栄養調査」では、食塩摂取量の平均値は、1日あたり男性11.0グラム、女性9.2gグラムだった。前年比で男性は0.1グラム増、女性は増減なし。

   医薬基盤・健康・栄養研究所では「引き続き、食塩摂取量を減らすように努めましょう」と呼びかけている。

世界の"制限"はさらに厳しく

   塩分の摂取が過ぎると高血圧の原因となることはよく知られている。体内の塩分が高まると血液の浸透圧を一定に保つため血液中の水分が増え、その結果として体内をめぐる血液量も増え、血管にかかる抵抗が高まり血圧が上がるという。高血圧を放っておくと動脈硬化により、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病の原因になる。

   日本高血圧学会では、血圧が正常な人に対して、高血圧予防のため食塩の摂取量を厚労省の目標値より低い「1日6グラム未満」にするよう勧めている。カップ麺を食べると、残る許容量はわずかだ。

   塩分の摂取過多はまた、近年その症状を訴える人が増えているという「夜間頻尿」との関係がとりざたされている。塩分を減らすことで改善するという報告もあるという。

   減塩の動きは始まってから久しいが、その過程で国立循環病研究センターでは14年11月から、市販食品を対象に「かるしお認定制度」をスタート。「他の食品に比べて100グラム(液状の場合100ミリリットル)あたりナトリウムが120ミリグラム以上減少していること」を条件に認定し、かるしおブランドのロゴマークをつけて販売できる。認定を受けたカップ麺も数種類ある。

   高血圧系の疾患は日本ばかりでなく世界の国々で問題だ。世界保健機関(WHO)は、世界中の人の食塩摂取目標を1日5.0グラムと、日本高血圧学会のすすめる摂取量より低い。米心臓学会が推奨するのは3.8~6.0グラム。

   健康面だけでなく、むくみ、肌荒れなど美を意識する女性にとっても気になる点だ。

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