立憲民主党・真野哲衆院議員が「飲んだら乗るな」と呼びかけた元日のX投稿がSNS上で波紋を広げている。「当たり前だろ」「わざわざ書くまでもない」などと指摘する声が寄せられた一方、同党所属の議員を中心に指摘に反論し、真野氏の境遇を踏まえて投稿を擁護する声が上がっている。
「息子の無念の思いを胸に刻み」
真野氏は2026年1月1日、複数人で乾杯する姿を写真で投稿。「お正月なのに、私以外はジュースで乾杯」と明かした上で、「『飲んだら乗るな』をしっかり守ってます。笑顔あふれる、幸先のいい一年の始まりです」とした。「飲んだら乗るな」というハッシュタグも添えている。
この投稿に対し、SNSでは、「当たり前のことをいうな」「当たり前だろ」「わざわざ書くまでもない」「当たり前のことは言わなくて良いのでは?」「自分は酒飲んで、人に運転させてるって事?」などの声が寄せられた。
こうした中、真野氏は1月3日、「みなさまから寄せられる一つひとつの声を、真摯に受け止めてまいります」とコメント。「そのうえで私は、息子の無念の思いを胸に刻み、悪質運転ゼロの実現、そして犯罪被害者支援の充実に向けて、本年も全力で議員活動に取り組んでまいります」と呼びかけた。
同党所属の議員からは、真野氏を擁護する声が上がっている。
山岸一生衆院議員は3日にXで、「まのさんの、このポストに対する誹謗中傷は看過できません。『政治家をディスるなら、なにを言ってもいい』わけではありません」と訴えた上で、「政治的な意見や立場を越えて、『人を傷つける誹謗中傷』を無くすこと、では、全てのあなたと連帯できると思います」と呼びかけた。
また、泉健太前代表(衆院議員)も3日、「飲酒運転、はゼッタイダメ!」とし、「『飲んだら乗るな』が、どれだけ当たり前であっても、まのさとし代議士が敢えて投稿するのは、飲酒運転によって大切なわが子の命を奪われた遺族だからだ」と説明。最後に「今も飲酒運転はゼロになっていない。当たり前のこと、と軽んじてはいけない」とした。
その他にもSNS上では、「発信ありがとうございます」「なんでこのポストが攻撃の対象になるんだろ」「不当で理不尽な誹謗中傷ばかりですが、お気を落とされないでください」などと擁護する声が寄せられている。
真野氏の公式サイトによると、11年10月30日、当時19歳だった自身の長男が、大量に飲酒して無免許で運転していた外国人の逆走車に跳ね飛ばされ亡くなった。真野氏はその後、「全国悪質運転ZEROの会」を設立し代表を務めている。