2018年 12月 11日 (火)

妊娠・出産に悩む女性の強い味方! 「プレコンセプションケア」って何?

印刷
糖の吸収を抑えるサラシノール配合。トライアルが500円+税で

【あさイチ】(NHK)2017年6月22日放送
妊娠に悩む女性を救う「プレコンセプションケア」とは?

   いま「プレコンセプションケア」という妊娠に悩む女性を救う取り組みが、世界保健機関や欧米の医学会で提唱され、日本でも専門外来が増えてきた。

   コンセプション(Conception)は受胎で、お腹に命が宿ること。プレコンセプションケア(Preconception care)とは、直訳すると「妊娠前管理」という意味で、妊娠前に将来の妊娠や出産にリスクとなる要因をチェックし、安全に赤ちゃんを生もうというものだ。

  • 赤ちゃんを産むためも人間ドック
    赤ちゃんを産むためも人間ドック

不妊の原因は思ってもいない病気だった

   番組では冒頭、結婚後ずっと子供ができず悩んでいた主婦カオリさん(41)を紹介した。自分の体に問題がないか、プレコンセプションケアを行なっている医療機関を受診した。すると、思いがけない病気を持っていることがわかった。「甲状腺機能低下症」だ。甲状腺から分泌されるホルモンは妊娠の成否に大きな役割を果たす。少なすぎると不妊、多すぎると流産の原因になる。妊娠適齢期の女性20人に1人に甲状腺機能の異常があるといわれる。血液検査で分かるが、自覚症状がなく自分で気づくことが難しい病気だ。

カオリさん「驚きました。自覚症状がまったくありませんでした」

   カオリさんは、甲状腺ホルモンを補う治療を受け、半年後に妊娠した。妊娠後もホルモンの値を適切にコントロールしたおかげで流産することもなく無事に出産。3年後には2人目も恵まれ、現在、4歳と0歳の2児の母だ。

MCの井ノ原彦(イノッチ)「よかったですね。不妊治療では女性の負担が大きいと聞きますが、甲状腺機能の検査などは普通の不妊治療の中に含まれないのですか」
リポーターの佐々木彩アナ「甲状腺を調べる所もあれば、調べない所もあり、色々です。実は今回、プレコンセプションケアを企画したディレクター(女性)は、カオリさんとまったく同じケースで甲状腺異常が見つかり、無事出産にこぎつけたのです。妊娠してからではなく、妊娠する前に自分の体を良く知り、無事に妊娠し、より良いお産に持っていこうという試みがプレコンセプションケアの考えかたです」

   佐々木アナは、妊婦の持っている病気や体の状態が赤ちゃんに与える影響を次の表にして紹介した。

(1)甲状腺疾患⇒不妊・流産・早産。

(2)糖尿病⇒流産・胎児の先天異常・症状悪化。

(3)高血圧⇒胎児の発育の遅れ・症状悪化。

(4)肥満⇒流産・胎児の先天異常。

(5)やせすぎ⇒早産・低出生体重児(2500グラム未満)⇒低出生体重児は将来生活習慣病になりやすく、女児の場合は将来の妊娠に課題が出てくることがある。

将来赤ちゃんを産むための人間ドック

イノッチ「怖い項目がたくさん並びますね。妊婦さんに不安を与える内容ではないですか。妊娠してからの検査では間に合わないのですか。たとえば、妊娠すると、胎児にたくさん栄養を与えなくてはいけないと、いっぱい食べて太る人だっているじゃないですか」

   ここで、日本で初めて「プレコンセプションケア外来」を立ち上げた、国立成育医療研究センター母性内科医長の荒田尚子医師が登場し、イノッチの疑問にこう答えた。

荒田医師「日本の産科医療技術は世界一です。しっかり対応していますから心配はありません。ただ、妊娠前に自分の病気や体の状態をよく知っていれば、胎児へのリスクを減らすことができます。たとえば、血糖値や血圧を調べれば糖尿病か高血圧かわかります。妊娠する前に適切な治療を受け、治しておくことができます。また、妊婦さんの2割はやせすぎ、1割は肥満という統計があります。これも妊娠前に適切な体重にしておくことができます」

   実際の検査はどんなことをするのか。体重、身長、血圧、血糖値など12項目で通常の健康診断の内容とさほど変わらない。ただ、甲状腺の数値や風疹のウイルスの有無、葉酸の摂取量など、妊娠関連の項目があり、妊娠・出産を前提にした問診も詳しく行なわれる。自由診療のため、基本料金は約3万5000円と高く感じられるのがネックといえばネックかもしれない。妊娠・出産でリスクになる要因をチェックできるだけでなく、必要があればすでにある持病の治療も行なう。

荒田医師「将来、赤ちゃんを産むための人間ドックと考えてもらえばよいと思います。できれは、自分の体を知っておくために、思春期を過ぎた時に一度、プレコンセプションケアを受診することをオススメします」
iQos_JC.jpg
ウチの旦那、煙草吸うんですけど... 揉めずに上手く解決するには?

11月22日は「いい夫婦の日」。パートナーとよりよい関係を築いていくために、日々の暮らしやコミュニケーションについて改めて考えるいい機会です。もしもパートナーに対して悩んでいることがあるのなら、これを機に「夫婦で話し合い」をしてみるのもいいかもしれません。思っていることや考えていることは、口に出さなければ伝わらないもの。「私たちが、今より、いい関係」になることを目指し、ポジティブに話し合うことが大切です。

PR 2018/11/19

ad-kyouryoku-kaidan2.png
秋の夜長に「最恐怪談」はいかが?

この秋、「最恐怪談」が、さらにパワーアップして帰ってきました。赤羽の地に集まったのは、怪談界でも指折りの3人の語り部たち。今宵は、背筋も凍る、このお話からお聞かせしましょう......。

PR 2018/10/9

姉妹サイト
    loading...

注目情報

PR
J-CAST会社ウォッチ会員向けセミナー
しごとの学校
  • ついに第1号か!? GDPR違反で巨額制裁金 課される企業はあの......

  • 「就活応援」トークライブ北条かや×石渡嶺司の「会社に騙されないシューカツ」

  • 追悼
    J-CASTニュースをフォローして
    最新情報をチェック
    電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中