2018年 12月 10日 (月)

妊娠中もバンバン運動する方がいい?! 走り続けたランナーが結果を出した

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   世界陸上予選を兼ねた全米陸上選手権で、妊娠5か月の女性選手が中距離走に出場、猛暑の中を完走し話題となった。

   妊娠中に走ったりして大丈夫なのか。調べると、臨月でフルマラソンを完走、ゴール直後に出産したり、重量挙げのトレーニング中に出産したり......。いやはや「母は強し」だ。妊娠中は持久力が高まるという専門家もいるが。

  • 妊娠しても走って大丈夫?
    妊娠しても走って大丈夫?

妊娠を知らずに重量挙げ中に力んで出産

   この女性は、現在妊娠5か月のアリシア・モンタノさん(31歳)。2017年6月23日付AFP通信によると、世界陸上ロンドン大会の代表選考会を兼ねた全米選手権が6月22日にカリフォルニア州サクラメントで行われた。気温43度の酷暑の中、モンタノさんは女子800メートルに出場。最初は勢いよく飛び出したが、後半他の選手に大きくリードを許し、2分21秒40で予選最下位の結果に終わった。ちなみにトップクラスは1分50秒台後半~2分数秒台で走る。

   トラック2周をダッシュしても体に異常はなく、自身のパフォーマンスを誇りに思うというモンタノさんは「最高の気分」とレースを振り返った。AFP通信の取材に対し、「スーパーヒロイン映画『ワンダーウーマン』で主演を務めたガル・ガドットが、妊娠5か月の体で映画の半分を撮影していたと知り、私も絶対に全米選手権に出たいと思った。サウジアラビアやアフリカにも、多くの赤ちゃんを出産している女性がいる。だとしたら、猛暑の中で2分くらい走ったからってどうなるっていうの?」と語った。

   重量挙げトレーニング中に力んで男児を出産した女性もいる。2009年12月16日付のAFP通信によると、2008年の北京五輪で75キロ級女子重量挙げのチリ代表だったエリザベス・ポブレーテさん(22)は、ブラジル・サンパウロのジムでトレーニング中に男児を出産した。本人は妊娠にすら気づいていなかった。ジムでウェイトを持ち上げている最中に体の不調を訴え、医師が呼ばれたところで体重1150グラムの未熟児を出産した。

   母子はただちに病院へ搬送され、男児は集中治療室に入れられた。医師らはポブレーテさんが妊娠6か月だったと見ている。ジムのトレーナーは「驚いた。1週間前にチリで大会があったが、彼女は優勝した。この数か月間、75キロ級から85キロ級へ階級を上げるべく、体の強化に取り組んでいた」と語った。

フルマラソン出産の女性の夫は、伴走するも途中でバテた

   臨月でフルマラソンに出場、ゴール直後に出産した女性もいる。2011年10月10日付ロイター通信によると、米シカゴで10月9日に行われたシカゴマラソンで、アンバー・ミラーさん(27)は妊娠39週目で42.195キロに出場。6時間25分で完走した直後に陣痛が始まり、病院に直行し女児を出産した。自然分娩で母子ともに健康だった。

   実は、アンバーさんは第1子、第2子の時も妊娠17週目でフルマラソンを完走した経験があり、「妊娠マラソン」のベテランなのだ。「半分は走って、残りはゴールまで歩く計画を立てていた。レース後半、陣痛の始まりを感じたけど、2マイル走り2マイル歩いてを繰り返しゴールできました。みんな大きなお腹の私に声援を送ってくれました。走る方が出産よりはるかに楽でした」と語った。

   さすがに3度目とはいえ臨月なので、夫のジョーさんも心配になり、一緒に走った。ところが途中でバテてしまい、アンバーさんより遅くゴールした。アンバーさんの担当医師は「決して無理をせず途中で歩くこと、そして夫が伴走してしっかりケアすること」を条件にマラソン出場を許可したのだが......。

   日本でも2013年に女子ゴルフの茂木浩美選手(当時43歳)が妊娠4か月でツアーに参加、6か月半で「産休」に入るまでプレーを続けた。「『2人』でするゴルフは楽しい」という名セリフを残した。

大会で結果を出すランナーは出産前日まで走る

   元女子駅伝の選手で順天堂大学スポーツ健康科学部の鯉川なつえ准教授は、ブログ「NATSUWAY・COM」の中で、「妊娠は女性の持久力を高める」と語り、英国の女子マラソンの女王ポーラ・ラドクリフと会った時のことをこう書いている(要約抜粋)。

「ポーラは妊娠がわかってから先輩ママさんランナーに教えを請うた。そして、心拍数が毎分160以上にならないこと、体温が上がりすぎないこと。この2つを守り、妊娠7か月まで以前と同様に1日2回の練習を、最後の2か月は1日1回のランニングと水中トレーニングを継続した。そして、産後10日でランニングを開始した」

   オムロンヘルスケアのウエブサイト「健康ニュースコラム」の「大学病院に開設された『女性アスリート外来』」の中で、鯉川准教授は、女性マラソンランナーを対象にした研究報告を発表している。ラドクリフのように出産後、国際大会で結果を出した人と出せなかった人をインタビュー調査し、比較した。すると次のことがわかった(回答は平均数字)。

   (1)妊娠中いつまでトレーニングしたか:結果を出した人は出産1日前。結果を出せなかった人は210日前(妊娠3か月以降トレーニングなし)。

   (2)出産後いつトレーニングを再開したか:結果を出した人は出産後51日。結果を出せなかった人は163日。

   (3)出産後何か月で体重が戻ったか:結果を出した人は5.2か月。結果を出せなかった人は22か月。

   妊娠期間中もずっと走り続けた方が、いい結果が出るのだ。そして、結果を出した人のトレーニング強度は、通常の強度を100%として出産前後を比べると、こんな結果だった。妊娠初期は74%、中期68%、後期48%。出産後1か月が15%、2~3か月が60%、3~6か月では80%まで戻っていた。

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