2024年 5月 1日 (水)

巨人戦5戦で4敗・防御率37の中日・田島 森監督は何を考えている?

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   中日のクローザー・田島慎二投手(27)が巨人相手に「トラウマになってる」と言われるほどの弱さを見せている。2017年6月25日の巨人戦でもサヨナラ打を浴びた。東京ドームでの巨人戦は直近5試合で、0勝4敗、防御率37.13だ。

   それにしても、データ的にこんなにひどいのに、森繁和監督はなぜ使うのだろうか。田島に森監督は「田島だけ反省すればいい試合」と厳しい言葉を投げかけた。インターネット上では「これは任命責任」「こういうデータを気にせず投げさせるのは間違ってない」と評価は二分した。

  • 東京ドーム
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「今日は田島だけ反省すればいい試合」

   6月25日の試合は、9回ウラ、3-2で田島がマウンドに立った。いきなり2安打で1点を献上し、四球を挟んで1死1、3塁の場面で、中前へサヨナラ適時打を浴びた。試合を決めた巨人の石川慎吾外野手は21打席ぶりの安打でプロ入り後初のサヨナラ打となったほか、巨人は先制された試合で24日までの21連敗を止めるなど、明るい材料を与えてしまった。

   森監督は「今日は田島だけ反省すればいい試合」と名前をあげ、「東京ドームがいけないのか、巨人(との相性)がいけないのか。本人に聞いてみないと分からない」と述べている。

   田島は東京ドームでの巨人戦にツキがない。16年9月22日にサヨナラ2点本塁打、同年同月27日にサヨナラ満塁本塁打、17年4月1日にサヨナラ3点本塁打、6月23日にはクローザーにもかかわらず無失点のまま途中降板を命じられ(チームは勝利)、25日にはサヨナラ安打だ。

   今季はここまで37試合に登板して1勝4敗18セーブ、防御率3.28とそつなく役目をこなしている印象だが、対戦相手別の防御率をみると相性が際立つ。2位・阪神、3位・DeNA、6位・ヤクルト相手には防御率0.00だが、5位・巨人には11.12で、首位・広島相手の4.50をはるかに下回る。

森監督「若い選手に大舞台を経験させたい」

   ツイッターや2ちゃんねる上では「田島ってやっぱり巨人戦トラウマになってるな...」と心配されているほか、

「ここまでくると使う方が悪いだろ」
 「これは任命責任。反省すべきは監督」
 「東京Dだけ田島を起用しなければいいだけの話。意地になって使ってはぶち壊し、じゃ監督の能力としてどうなの?」

と森監督の采配を疑う向きもある。

   森監督は16年8月、谷繁元信・前監督の事実上の解任となる休養発表を受けて監督代行に就任。このシーズンは最下位で終えながらも、同年オフから正式に監督に就任した。同年9月29日付サンケイスポーツによると、理由は「若手選手を積極起用する采配」が高く評価されたことが大きいという。

   13~16年の4年連続でセ・リーグBクラス(4位以下)に沈み、今季も現在4位の中日は、選手の育成による底上げが上昇への1つの鍵。6月26日付サンケイスポーツでも森監督は「勝率5割、3位というのが理想。ウチは4年間、CS(クライマックスシリーズ)に出ていない。その期間が延びることはチームにとっていいことではない」とAクラス(3位以上)入りを意識するとともに「来年、再来年のことを考えたら若い選手に(大舞台を)経験させたい、という思いもある」と長い目で見た選手育成も重視している。

   森監督は25日の試合後、「愛のムチ」を見舞った田島にも「信頼していないと使っていない」と変わらぬ評価を送っている。

   ツイッター上では

「目先の記録や勝利より、長い目での成長を優先した采配」
 「森監督の頭の中にある勝利の方程式で田島君が抑えを任せられている以上、田島君で負けた場合は仕方ない」
 「まっすぐ速いし落ちる球も持ってる 抑えの資質は十分 今日見た限りだけど失投が多いだけ」

と田島の起用を擁護する向きも少なくない。こうした采配は今後、吉と出るのか凶と出るのか。

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