2018年 12月 14日 (金)
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史上初、ロボットが「自殺」? 噴水に飛び込み...米国で珍事件

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   単調な仕事に安い給料。米ワシントンD.C.で警備員が自分の置かれた状況に絶望して池に身を投げた――と聞くと悲惨な話だが、身を投げたのは人間ではなく、米ロボット企業ナイトスコープ社が製造した自律型警備ロボット「K5」だ。

   「事件」が起きたのは2017年7月17日(現地時間)。ワシントンD.C.にあるショッピングセンターやオフィスビルの複合施設であるジョージタウン・ウォーターフロント・パークだ。

  • ロボットの自殺率が問題になる日が来る?(画像は事件を伝えるNew York Postの記事)
    ロボットの自殺率が問題になる日が来る?(画像は事件を伝えるNew York Postの記事)

低賃金を苦にして自殺か

   製造元であるナイトスコープ社のウェブサイトに掲載された製品紹介によるとK5は指定された経路をGPSによって自律して巡回する警備ロボット。カメラや赤外線センサー、集音マイクなどを駆使して異常検知や「証拠保存(ナンバープレートの録画など)」も行うことができる。車輪の付いた円錐型のボディで、全高は1.5メートルで手や足はなく、武装もしていない。あくまでも犯罪を抑止するための警備ロボットのようだ。

   1時間のレンタル料金6.5~7ドルと米国連邦法で定められた最低賃金時給7.25ドルよりも安い。警備のコストを抑えたい企業などからの人気も高く、全米各地に配備されているようだが、ツイッターのユーザーの中には「人間以下の低賃金に苦しんで自殺した」などとジョークツイートをする人もいる。

   投稿されている写真を見る限り噴水は全体が手すりや縁取りで覆われておらず、一部が施設の床から階段でそのまま池の中へと降りられるような作りになっており、K5はここから飛び込んだと思われる。手もなく重量が約140キロのK5が自力で起き上がるのは不可能だっただろう。

   「ワシントン・ポスト」紙電子版は17日付の記事の中で、施設関係者のコメントとして、

「ロボットはオフィスと施設内の小売店数か所を巡回するように設定されていたが、(飛び込む直前まで)正常に稼働していた」

   と説明。ナイトスコープ社は「(K5の重大な欠陥などではなく)突発的な出来事」であると声明を発表しており、現在原因を調査中だという。あまり深刻には捉えていないようで、同社の公式ツイッターアカウントは次のような投稿をしていた。

「人間はこの暑さの中ひと泳ぎすることができますが、ロボットにはできません。申し訳ありません」

過去にも「事件」を起こしている

   K5はこれまでにも「ロボット初」と思われるような事件に見舞われている。

   2016年7月にカリフォルニアのショッピングモールで警備中、母親が抱いていた16か月の赤ちゃんに激突。床に落ちた赤ちゃんの足を轢いてしまい、「初めて人間を轢いたロボット」としてABCニュースなどに報じられた。

   2017年4月にはカリフォルニアのある企業の駐車場を警備していたところ、酔っ払いの男性に「絡まれ」たうえに暴行を受け転倒させられた。その際に警告音を発したため暴行犯は現場から逃走したが、現場をカメラでモニターしていた従業員が取り押さえ逮捕されたとABCニュースやBBCに報道されている。

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