2024年 5月 1日 (水)

突如、視界にギザギザ模様が現れ 治まった後には額をグリグリと襲われるような...

まれに脳梗塞や脳腫瘍が原因になる場合がある

   やはり眼科医の指摘は正しかった。しばらく後、頭痛が襲ってきたのだ。特に頭部右側で、まるで拳を「グリグリ」と押しつけられているような鈍痛が始まった。こうなるとパソコン画面を見るどころではない。市販の頭痛薬を服用し、10分程度おとなしくしていた。

   頭痛が少し治まった段階で、改めて画面を眺めるとあのギザギザ模様は消えていた。もう視界は邪魔されていない。もっとも頭の痛みがしばらく続いたので、業務に「本格復帰」したのはもう少し時間がたってからだった。

   記者のケースは、典型的な閃輝暗点の症状といえそうだ。もちろん個人差があり、なかには頭痛が起きない人もいるという。20代の若い世代に多く見られる一方、記者のように40~50代にも起きる。原因はストレスや睡眠不足、カフェインやアルコールの摂取を指摘する医師もいる。そういえば記者は、暑さで寝苦しい日が続いており寝不足気味だと感じていた。カフェインやアルコールも少々多めで、ストレスもそれなりに感じている。条件がそろっていたと言えなくもない。

   通常は自然に症状が治まるが、中高年で発症した場合はまれに脳梗塞や脳動静脈奇形、脳腫瘍が原因になることがある。何度も症状を繰り返す、閃輝暗点の後は常に頭痛が起きないといった「典型ケース」と違う人は、眼科や脳神経外科といった専門医をたずね、場合によっては精密検査を受けた方がよいだろう。記者の場合も、今のところ「自己診断」にとどまっている。素人判断は禁物なので、一度検査を受けるつもりだ。

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