撮り鉄危機感...SL撮影スポット「長門峡」 標識破壊に「どうしてくれるんだよ」

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   山口市内のSL撮影人気スポットで鉄道標識2枚が持ち去られる被害があり、鉄道ファンらの間で騒ぎになっている。

   「長門峡」と書かれた黄色い標識が、それまで線路沿いにあった。2017年7月31日朝になって、それがなくなっているのを鉄道ファンらが見つけ、ツイッター上で次々に報告された。

  • SLやまぐち号
    SLやまぐち号

SL新客車が試運転する直前だった

   その近くにあった「敷地内に入らないでください」と書かれた標識もなくなっていた。

   2つの標識は、JR山口線・長門峡駅から北に約500メートル離れたところに立っていた。長門峡の標識は、駅に接近したことを運転士に知らせるために設置してあったが、報道によると、柱の途中で切断されていた。また、立ち入り禁止の標識は、根元から引き抜かれてあったという。

   JR西日本では8月1日、通報を受けて現場を確認し、110番通報した。山口署では、被害届の提出を受け、窃盗事件とみて捜査を始めたと報じられている。

   JR西日本広島支社の広報担当者にJ-CASTニュースが聞いたところ、7月31日は、山口線を走る蒸気機関車「SLやまぐち号」の新しい客車の試運転が行われた。この新客車は、現在のレトロ車両が老朽化したため、全盛期当時の雰囲気を出す車両を再現して、9月2日から運行が始まる予定になっている。

   31日にたくさんの鉄道ファンらが現場近くに集まっている写真がツイッターに投稿されていたが、新客車を撮るために来ていたらしい。

沿線から「写真を撮る人が多すぎる」の声も

   ツイッターでは、「撮り鉄」と呼ばれる鉄道ファンが撮影の邪魔だとして標識を取ったのではないかと根拠のない憶測が出ており、「そんな事をする奴らに、鉄道ファンを自称する資格は無い」「自分たちが締め出し食らうってことを分かってないのかね?」などと書き込まれている。

   また、現場近くの水田に何者かが入ったのか稲が倒れていたり、道路にタバコなどのゴミが捨てられていたりする写真も投稿されていた。

   一方、鉄道ファンらからも反論が出ており、「このような事があると、撮り鉄は全て悪者と決めつけられてしまうので、大変に迷惑」「長門峡が撮影禁止になったらどうしてくれるんだよ...」といった嘆きの声が上がっていた。

   現場は、SLやまぐち号の撮影スポットとして、鉄道ファンのウェブサイトなどでたびたび紹介される場所だ。JR西日本広島支社によると、沿線の人たちからは、「写真を撮る人が多すぎる」「道路が混雑して困る」といった声がJRや警察などに寄せられているという。ただ、「鉄道の敷地内に入れば注意しますが、こちらが撮影についてどうこう言える立場ではないです。近くで撮影しないで下さいとも言えません」としている。

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