2024年 4月 26日 (金)

世陸マラソン川内優輝、ラスト2.195キロは世界一! 瀬古「やめる必要ない」

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   ゴールの瞬間、川内優輝(30)=埼玉県庁=は四つん這いに倒れ込んだ。8位入賞までわずか3秒届かなかったが、最終盤のスパートは「世界一」だった。

   英ロンドンで開催中の陸上世界選手権、2017年8月6日に行われたマラソン男子で、川内は転倒や給水ミスを乗り越え、驚異の粘り強さを見せた。

  • 「最後の日本代表」との思いで臨んだ川内優輝(日本陸上競技連盟公式サイトから)
    「最後の日本代表」との思いで臨んだ川内優輝(日本陸上競技連盟公式サイトから)
  • 「最後の日本代表」との思いで臨んだ川内優輝(日本陸上競技連盟公式サイトから)

40キロ以降のラップタイムは6分41秒

   大方の順位が決まってきた40キロすぎ、日本選手トップで走っていた中本健太郎(34)=安川電機=の背後から、川内が猛然と速度をあげてきた。一気に中本を置き去りにして全体9位に躍り出ると、勢いは衰えず、苦悶の表情を浮かべながらゴールまで駆け抜けた。

   川内の40キロ以降のラップタイムは6分41秒。優勝したキルイ(ケニア)の6分51秒、地元代表で4位に入ったホーキンス(英国)の6分50秒を上回って全選手トップのスピードだった。

「川内凄いな!驚異のスパートだ!」
「川内、凄いスパートだ!8位入賞いってくれ~!!!」
「やべー、川内くんが凄いスパートであげてる。執念を感じる」

   こんな声がツイッター上で続々とあがった。直角コーナーに細い路地、緩やかなアップダウンなど、難コースとなった今回のマラソン。川内は23キロ付近の曲がり角の段差で転倒し、26キロ過ぎの給水ポイントでは痛恨の受け渡しミスと、立て続けに苦難が襲った。

   ペースも急激にあがった。先頭集団の5キロごとのラップタイムは、20キロまで15分20秒~16分程度で推移していたのが、20~25キロは14分30秒を切っていた。川内は22キロ過ぎから遅れを取り、先頭集団から離された。それでも粘り続け、20~25キロが15分29秒、25~30キロは16分02秒と、大きく乱れずに前を狙っていた。

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