大文字焼きがLED照明に 「やめてしまえ」「これも時代の流れか」

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   山梨県笛吹市で行われた「甲斐いちのみや大文字焼き」で、火ではなくLED照明で「大」の文字を点灯させたことがネットで話題になっている。

   時代の流れだと受け入れる声や批判的な指摘など、様々な意見が上がっている。

  • 火で浮き上がる従来の「大」の文字(画像はふえふき観光ナビの公式サイトより)
    火で浮き上がる従来の「大」の文字(画像はふえふき観光ナビの公式サイトより)
  • LEDで点灯している「大」の文字(画像は笛吹市役所提供)
    LEDで点灯している「大」の文字(画像は笛吹市役所提供)

安全面やコストへ配慮

   「甲斐いちのみや大文字焼き」は、江戸時代に行われていた精霊を送るお盆の祭りを、約150年ぶりに復活させたものだ。1988年から行われており、今回の2017年8月16日の開催で30回目となる。

   笛吹市観光商工課の担当者によると、「大」の文字の点灯は毎年8月13日から16日まで行われている。従来、「大」の文字については、8月13日から15日まで白熱電球で点灯させ、16日のみ松明(たいまつ)を用いて火で明かりをつけていた。

   しかし、松明を設置する際などに山の斜面に安定した足場を取れず危険だという意見があったことや、コストへの配慮から、2017年から全日程でLED照明で点灯させることになった。今回、44個の大型LED照明を用いて点灯させたとのことで、2018年以降も火を用いる予定はないという。

   この件に対し、2ちゃんねるでは、

「CO2も出ないし、時代にあった試みなのかも。」

と、受け入れる声もある一方で、

「火じゃないじゃんw」
「誰が見にいくんだ、そんなもん」
「送り火をともす意味を履き違えてんじゃね? やめてしまえ」

と、批判的な声もあった。

背景に高齢化も

   また、「そのうち花火もLEDかな」「もうバーチャル配信でいいじゃんw」といった声も寄せられていた。

   こうした「火ではなくLED」に対する批判の声について、関係者はどう受け止めるのか。先の市の担当者は、「もちろん実行委員会の中にも、火ではなくなることへの無念さはあった」と明かす。しかし、実行委員会の委員の高齢化や消防への負担なども相まって、伝統として継続していくために今回の決断をしたとして、

「私たちとしては前向きに捉えてほしいな、と思いますね」

と語った。

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