2019年 8月 26日 (月)

Eテレ「バリバラ」今年は「告白」ではじけた 「障害者が頑張る。面白いですか」

印刷
建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   豪華ゲストに感動ドラマの数々、そして初の当日発表(2017年8月26日)となった、「走る理由」を背負った芸能人による90キロマラソン――。日本テレビの「24時間テレビ 愛は地球を救う」は、今年も大々的に放送された。

   その「裏」では30分だけの、障害者が主役のバラエティー番組「バリバラ」(Eテレ)が、これまた今年も話題を集めた。まるで24時間テレビの「アンチテーゼ」のような内容だ。障害者自身がこう問いかける。「障害者ががんばっているの見て、面白いですか」

  • 「バリバラ」も今年のテーマは「告白」だった
    「バリバラ」も今年のテーマは「告白」だった

夢は「野球がやりたい」本音は「ゲームでいい」

   1年前、「バリバラ」では「24時間テレビ」の裏で「検証!『障害者×感動』の方程式」と題して30分生放送を行なった。出演者がおそろいの黄色いTシャツを着たり、地球を模した番組ロゴを用いたりと「24時間テレビ」に似せた番組作りをしつつ、内容面では障害者の話を感動仕立てにする「感動ポルノ」をバッサリ切り捨て、大反響を呼んだ。ただしNHKや番組では「24時間テレビ」を意識したかどうか明言しておらず、パロディーや皮肉の範囲と受け取れる。

   そして2017年8月27日、「バリバラ」はまたも仕掛けた。今年も出演者は黄色いTシャツで登場。最初にテーマを「告白!あなたの夢は何ですか?」と発表した。「24時間テレビ」のテーマが「告白~勇気を出して伝えよう」だから、のっけから「先制パンチ」だ。番組MCの山本シュウさんは「『VS』じゃなくて『with』だと思っている」とは言ったが...。

   番組では、障害者に夢を話してもらい、それをかなえようとスタッフが奮闘する「応援VTR」が流された。感動話のオンパレードかと思われるが、「バリバラ」では全く違う。 筋ジストロフィーで車椅子生活、指が少し動くだけという男性の夢は「野球がしたい」。そこでグラウンドを貸し切りにして、男性に何とかバットを持たせ、打席に立たせた。投手がバットに当てようと投げること72球目、ついに「コツン」と当たったボールが内野に転がった。車椅子を押してもらって1塁に向かうも、残念ながらアウト。でも、野球できてよかったね――。

「......あんまり楽しくない。やった感じがしなかった。(野球)ゲームでよかったんです」
 

   そこで仲間たちと野球ゲームで対戦すると「こっちの方が、やってる感はあります」という。まさかの展開に、感動物語はお預けだ。

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
姉妹サイト
    loading...
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中