2018年 5月 25日 (金)

『グレイズ・アナトミー』出演女優 自身が「髄膜腫」だったと告白

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   『グレイズ・アナトミー』や『プライベート・プラクティス』などのドラマに出演していたことで知られる女優のケイト・ウォルシュさん(49)が、2015年に「髄膜腫」と診断されていたことを2017年9月18日に米NBCニュースのテレビ番組「Today」の放送中に告白した。

   髄膜腫を発症し手術を受けたことを告白した著名人は少なくない。

   古くは女優のエリザベス・テイラーさんやコメディアンのメアリー・タイラー・ムーアさん。最近では2011年に歌手のシェリル・クロウさんが、今年7月には司会者のマリア・メノウノスさんも髄膜腫だったと明かしている。

  • 医師を演じても病気はわからない(画像はウォルシュさん(右)が出演した「Today」のキャプチャ)
    医師を演じても病気はわからない(画像はウォルシュさん(右)が出演した「Today」のキャプチャ)

女性に多い良性の脳腫瘍

   髄膜腫とは脳や脊椎を保護する膜状の部位「髄膜」に発生する脳腫瘍の一種だ。

   日本脳神経外科学会の脳神経外科疾患情報によると日本の脳腫瘍統計では1位で、脳腫瘍の約20数%を占めるメジャーな腫瘍とされている。無症状や症状が微弱な場合もあり、この統計以上の患者がいる可能性もあるようだ。

   女性ホルモンとの関係が確認されており女性に多い腫瘍だが基本的には良性で、がんのように急速に進行したり転移したりすることはない。また、脳の外側に発生して脳を外側から圧迫するため、脳を傷つけずに外科治療もできるという。

   では、ウォルシュさんはどのようにして髄膜腫を発見することができたのだろうか。「Today」の中で語ったところによると、最初に異変を感じたのは2015年1月ごろだった。

   毎朝5杯以上のコーヒーを飲まなければ目が覚めた気分にならず、集中力も低下。軽い頭痛もあり、文章能力の低下や運動機能の低下、失語症のような咄嗟に言葉が出てこないといった異常も起きていたという。

   当時は『Bad Judge』という新作ドラマの主演の仕事で忙しく、「疲労によるものだろう」と考えていた。受診した病院でも「更年期症状や過労による」と診断され、気に留めなかったようだ。

   しかし、仕事が終わってからも体調が回復することはなく、異常は解消されなかった。

「いつも頭の中で言葉や考えが見つからず、ずっともやがかかっているような状態でした。自分自身では若年性認知症ではないかと思ったほどです」

   発見のきっかけになったのは、通っていたピラティスのインストラクターから「顔が右側に歪んでいないか」と指摘されたことだった。恋人からも神経科を受診し検査を受けるべきだとすすめられ、MRIで確認したところ左前頭葉に5センチほどの腫瘍が発見されたのだ。

   髄膜腫としてはかなり大きいものだったようで、医師からは発作が起きなかったことは幸運だったと言われたという。

「気がつかなければ10年間腫瘍が頭部にあったかもしれないと言われました」

異変に気が付いたら病院で検査を

   ウォルシュさんは発見から3日後には手術を受けて腫瘍を摘出した。9か月ほど休養を取り、現在は何の問題もなく女優としての仕事に復帰。手術後の自身の状態について、「霧が晴れたみたい」とコメントしていた。

   また、自身が髄膜腫だったことを公表した理由について、「女性のリスクが高い病気であり、多くの人に知ってもらい意識を高めるきっかけにしたいと考えた」と語っている。

「(自身が医師役を務めた医療ドラマである)『グレイズ・アナトミー』や『プライベート・プラクティス』では髄膜腫が登場しなかったので、私も何もわかっていなかったのですが、1年に1度脳の検査を受けるだけで発見される病気です。違和感を覚えたらすぐに病院で検査を受けてください」
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