米リチャード・セイラー氏にノーベル経済学賞 「行動経済学」に貢献

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   スウェーデン王立科学アカデミーは2017年10月9日、17年のノーベル経済学賞を米・シカゴ大学のリチャード・セイラー教授(72)に授与すると発表した。心理学を経済学に応用した「行動経済学」への貢献を評価した。

   セイラー氏は、02年のノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン氏らと並ぶ行動経済学の権威として知られる。従来の経済学では、人は利益を最大化するために合理的な計算に基づいて行動するという前提に立っていたが、行動経済学では、人の合理性の限界や好みの違いなど心理的な側面が影響するとの立場から分析する。

   王立科学アカデミーは授賞理由について、セイラー氏の研究で「人間的な特性が、個人の決定や市場にどんな影響を及ぼすのかを示した」と明らかにした。

   セイラー氏は米国生まれ。「行動経済学の逆襲」(早川書房)や「セイラー教授の行動経済学入門」(ダイヤモンド社)などの著書が日本でも刊行されている。

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