2024年 4月 25日 (木)

片側だけの肩こりは危険な病気のサイン
  「心筋梗塞」や「胆のう炎」が隠れている

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車の運転中、意識を失いかけた

   では、左側の肩こりの場合はどうか。都内に住む78歳の男性Aさんは11年前、左肩が痛くなった。

   Aさん「部分的な痛みではなく、鈍痛といってよいのか、表現しにくい痛みでした」

   マッサージをいくらしてもダメだった。数か月後、仕事で車を運転中、突然意識を失いかけ、何とか路肩に止めた。病院で検査をすると、「心筋梗塞」と告げられた。

   Aさん「発作を起こした時は、左肩の鈍痛と胸の圧迫感が同時に襲ってきました。医師から『あと半日入院するのが遅かったら、命はなかった』と言われました」

   秋津院長によると、心筋梗塞を最初、左肩の痛みと感じたのも心臓の錯覚だ。心臓の異常を脳に伝える神経が左肩と同じ経路にあるためだ。

   秋津院長「左肩だけの痛みは、特に心臓病を警戒してください。心臓病は、異常の発見が数十分、いや数分遅れるだけで命に関わります。通常の肩こりは筋肉痛ですから、肩を温めるマッサージや体操で治ります。それでも改善しない場合は、非常によくないサインだと思ってください」

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