2024年 5月 16日 (木)

26歳イケメン社長は、なぜ衆院選に立候補したか 今の政治に感じた「気持ち悪さ」

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ツイッターやLINEで100人近くから話を聞く

   立候補を決めたのは公示の1~2日前、知人がポスター貼りを手伝ってくれるなどしたものの、「やりたいことの10%もできなかった」。

   その代わりに重視したのが、ネットを通じた対話だ。

「あなたのくらしの中で感じる政策やアイデアをTwitterの@ikumalienまで教えてください。ご意見を元に政策をつくっていきます」(選挙公報より)

などと呼びかけ、幅広く意見を募った。結果、ツイッターやLINEには、真剣な憲法論を戦わせに来る人、PR戦略をアドバイスしてくれる人、あるいは単に雑談をする人――その数は100人近くに上る。中には、会話を通じて、「2019年の統一地方選に立候補する」と決断した人もいたとか。

   政治家自身がプロフェッショナルである必要はない。その代わり、人々の話を聞き、コミュニケーションを取りながら、吟味して実行するプロフェッショナルであればいいのではないか。「高卒で、きちんとした『社会人経験』もない。平均点以下の賢さだと思ってます。ただ、賢い人に物怖じせずに聞いていくことができる」ことが強みの自分なら、もっと政治を良くできるはず。井上さんは真剣にそう考えている。

   自らの「落選」は、20時10分ごろ、自宅で見ていた選挙特番で知った。「すごい悔しかった。もっとできたことはあったのに」――だが、手ごたえもあった。コンタクトを取ってくる人は選挙後の方がむしろ増えたし、選挙独特の一連の流れも把握できた。

「僕は反省ベースで行動するタイプ。とりあえず手を挙げてやってみて、反省して、改善する。それを繰り返せば、もっと良いものができる」

   26歳の候補者は、すでに「これから」へと意欲を燃やしていた。

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