日馬富士、引退必至か やくみつる「今すぐ届を出すべき」、貴乃花親方は謝罪訪問に会わず

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   大相撲の横綱・日馬富士(伊勢ヶ浜部屋)が、前頭8枚目・貴ノ岩(貴乃花部屋)に暴行したと報じられた。過去の暴力事件の再発防止に関わった漫画家・やくみつるさんは「横綱という立場を考えれば、今すぐ引退届を出すべき事例だと思います」と言い切った。

   貴ノ岩の師匠である貴乃花親方は警察に被害届を出しており、この日は謝罪に訪れた日馬富士らに面会しなかった。

  • 横綱・日馬富士(日本相撲協会の公式サイトから)
    横綱・日馬富士(日本相撲協会の公式サイトから)

「事実を本人が認めるところとなれば...」

   日本相撲協会やスポーツ紙などによると、日馬富士は10月26日に鳥取で行われた秋巡業終了後、モンゴル出身力士を集めた懇親会で貴ノ岩をビール瓶で殴打し負傷させた。態度が気に入らなかったとしている。貴ノ岩は負傷から10日たった後の11月5~9日に福岡市内の病院に入院、九州場所は初日から休場した。「左前頭部裂傷」「右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」など4つの病名で「全治2週間程度」とされる。

   角界では07年、時津風部屋の序ノ口力士だった斉藤俊さん(四股名:時太山)が暴行を受けた末に死亡する事件が起きている。これを受けて日本相撲協会が発足した再発防止検討委員会で、やくみつるさんは外部委員を務めた。

   やくさんは14日放送「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で日馬富士の暴行騒動について、

「暴行をはたらいた事実を本人が認めるところとなれば、責任を取る必要があると思います。横綱という立場を考えれば、今すぐ引退届を出すべき事例だと思います」

と述べた。一方で、診断書の提出が休場届と同時ではなかったなど、まだ不明な点が多いとして「そういうことも含めて明らかにしなければいけないと思います」とも述べていた。

「行っちゃったな。いたな」

   日馬富士は14日の朝稽古後、稽古場の前で「貴ノ岩のケガについて、貴乃花親方、貴乃花部屋の後援会、関係者の皆様、相撲協会、うちの(伊勢ヶ浜)部屋の親方に大変迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。同日から本場所を休場した。

   日馬富士と伊勢ヶ浜親方は14日午前、貴乃花親方のもとへ直接謝罪に向かった。だが、貴乃花親方が乗っていたとみられる車は2人を目の前にして発進。伊勢ヶ浜親方は「行っちゃったな。いたな」とぼう然と立ち尽くしていた。同日の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)ではこの場面を取り上げ、北村晴男弁護士は「強い怒りとか、話し合いがこじれているということはあると思います」と貴乃花親方の心情を推察した。

   また日本相撲協会の春日野広報部長は、貴乃花親方が10月下旬に鳥取県警へ被害届を提出したことを報告、親方は被害届を「取り下げるつもりは今のところない」との姿勢を示したという。

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