2018年 11月 16日 (金)

万病の原因「活性酸素」を極小マシンが除去 部品はタンパク質、体に優しい治療を期待

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   国立産業技術総合研究所は2017年11月20日、体内で様々な病気を引き起こす活性酸素を除去する超極小マシンの開発に成功したと発表した。

   このマシンはタンパク質だけで出来ており、活性酸素を分泌する細胞を捕捉し、過剰な活性酸素を取り除く仕組みだ。天然素材のタンパク質を「部品」に使っているため、体にやさしい治療が期待できるという。研究成果は学術誌「Biomaterials」(電子版)の2017年11月16日号に発表された。

  • マイクロマシンが活性酸素を除去する仕組み(産業技術総合研究所の発表資料より)
    マイクロマシンが活性酸素を除去する仕組み(産業技術総合研究所の発表資料より)

がんやアレルギー、動脈硬化、難病治療にも期待

   同研究所の発表資料によると、活性酸素は身体活動によって産生する「錆(さび)」のようなもので、過剰に発生すると体の組織に結びついて炎症を引き起こし、さまざまな病気の原因となる。同研究所は、1ミリの千分の1のマイクロメートル規模の構造体「タンパク質マイクロマシン」を開発した。これは、活性酸素を除去するタンパク質、さまざまな薬剤と結合するタンパク質、そして標的となる細胞を捕捉するタンパク質の3種類の「タンパク質部品」から構成されている。

   開発したマイクロマシンに抗炎症薬剤をつけ、活性酸素を分泌する細胞と結びつける実験を行なうと、マシンは細胞を次々と捕まえ、中の活性酸素の70%を取り除いた。研究チームでは

「炎症が原因で起こる炎症性疾患、たとえば、動脈硬化やアレルギー、一部のがん、リウマチ、膠原病、そして難病に指定されている潰瘍性大腸炎、クローン病など多くの病気の新たな治療法の開発に貢献することが期待される」

とコメントしている。

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