2024年 6月 17日 (月)

腰を鎌で斬られるような激痛 MRI検査でも原因不明、恐怖の「新型腰痛」とは

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【名医とつながる!たけしの家庭の医学】(テレビ朝日系)2017年11月14日放送
「日本人の腰痛の85%が原因不明!その1割が当てはまる【新型腰痛】とは!?」

   若年層から高齢者まで、多くの人が悩む国民病といえる「腰痛」。その85%は原因不明といわれている。

   原因不明の腰痛のうち10%は、麻酔薬の注射や簡単な手術で治療できる「新型腰痛」の可能性がある。番組では、新型腰痛に悩まされた男性の症例を紹介した。

足全体がしびれ上手く歩けない

   神奈川県横須賀市の伊藤澄雄さん(仮名・47)は、建設資材を扱う営業マンとして働いていた2011年8月末のある日、東京から青森まで9時間かけて車を運転し、荷物を運ぶ仕事をしていた。

   帰るため再び車に乗ろうとしたら、腰の中心部に、きりで刺されたような鋭い痛みを覚えた。運転疲れだと思い、数日で治るだろうと痛みを放っておいた。

   しかし1週間経っても腰はズキッと痛む。近所の整形外科で腰のレントゲン検査をしたが、結果は異常なし。突然腰の椎間板が損傷し、強い痛みが出る「急性腰痛症(ぎっくり腰)」と診断された。

   痛み止めを処方され、運動や長時間の運転を控えるよう言われ帰った。夜、薬を飲み、翌日にはかなり腰が楽になっていた。

   普通のぎっくり腰なら次第に痛みが引いていくが、痛み止めを飲み始めて3日目の深夜、寝返りを打った時に腰全体を鎌で斬り付けられたような衝撃が走った。それからは寝返りを打つたび腰に激痛が走り、歩いていても腰が激しく痛むようになった。

   さらに、両足のももの裏から足先、足の裏にいたるまで、電気が走るようなしびれも感じ始めた。少し休んで歩き出そうとすると、足全体がしびれているため転びそうになってしまった。

   前回と同じ整形外科で大学病院を紹介され、MRI検査を受けたが、診断は「原因不明」。腰に麻酔を注射するだけで終わった。

   一時的に痛みはおさまるが、3日も経てば腰の痛みと足のしびれがぶり返す。2週間おきに麻酔の注射を打ち続けてやり過ごしたが、仕事にも支障が出始めた。

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