河野外相、共同記事を一部否定 「同性パートナー」への答弁めぐり

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   河野太郎外相は2017年11月28日、同日の衆議院予算委員会での答弁に関する一部報道をツイッターで否定した。

   予算委では、同性パートナーを伴う外国賓客が宮中晩餐(ばんさん)会に出席することは「日本の伝統に合わない」などとした竹下亘・自民党総務会長の発言に絡めた質疑があり、河野氏が答弁に立った。

  • 11月28日の衆院予算委で答弁に立つ河野太郎外相(画像は衆議院インターネット審議中継から)
    11月28日の衆院予算委で答弁に立つ河野太郎外相(画像は衆議院インターネット審議中継から)

「外務省が主催する天皇誕生日のレセプションへの招待についての答弁」

   「同性パートナーも歓迎、河野外相 宮中晩さん会出席で」という見出しで共同通信は28日13時過ぎ、衆院予算委での河野氏の答弁について報道。「12月23日の天皇誕生日に開かれる『宴会の儀』に外務省として同性パートナーの出席を歓迎する意向を示した。『異性、同性にかかわらず配偶者、パートナーとして接遇するよう指示した』と述べた」などと記述している。

   だが、河野氏は同日17時過ぎにツイッターで、同記事のツイートへのリンクとともに、

「外務省が主催する天皇誕生日のレセプションへの招待についての答弁であって、宮中晩餐会については答弁していない」

と投稿し、報道内容を一部否定した。

   予算委を確認すると、希望の党の井出庸生氏が竹下亘総務会長の発言に関連して質疑。竹下氏は23日、岐阜市での党支部パーティーで、フランスのオランド前大統領が宮中晩餐会に事実婚の女性パートナーと出席した時「どう対応しようかと宮内庁は悩んだ」と述べたほか、外国賓客が同性パートナーを伴って宮中晩餐会に出席することについて「私は反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」と発言していた。

「天皇誕生日のレセプション、あるいは外務省が賓客としてお招きする方々について」

   井出氏は「オランド氏が来た時に、外務省が対応に苦慮した、困ったことがあったのか」と質問。これに河野氏は「申し訳ない。当時の経緯は存じ上げていない」とした上で、

「ただ今後、天皇誕生日のレセプション、あるいは外務省が賓客としてお招きする方々については、法律婚・事実婚、あるいは同性・異性にかかわらず、配偶者またはパートナーとして接遇をするように指示をしているところだ」

と答弁した。この指示は「竹下総務会長の話が出た時に口頭で」行ったとしている。

   この後、安倍晋三首相が「ただいまのことは外務省の行事におけることについて、外務大臣が指示をしたということだ」と付け加えている。

   外務省は例年、天皇誕生日に近接して、各国駐日大使などを招いてレセプションを開催している。一方、天皇誕生日に開かれる「宴会の儀」は宮内庁の行事となっている。河野氏のツイートは、この日の答弁はあくまで外務省のレセプションに関する対応について答えたということのようだ。

   また、菅義偉官房長官は28日午後の会見で、同性パートナーを伴う外国賓客の宮中晩餐会における対応について問われ、「ここは天皇陛下が主催になるので、そうしたことも政府として個別具体的な事実関係を踏まえる中で、然るべき対応をしていくことになるだろう」と回答した。

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