腫れが広がったら集中治療室がある病院に駆け込め
2015年9月3日のNHK「あさイチ」では、この病気を発症した女性の体験談を放送した。女性はこう語った。
「早朝に寒気がして目が覚めたとき、熱が38度ありました、ウトウトして15分後に膝や足に激痛が走って、立ち上がれなくなりました。救急車で搬送される時には血圧は上が69、下が22まで落ちていました。肺も空気を取りこめないでヒュルヒュルいうし、血便、血尿でとにかく怖かったです」
番組で、東京女子医科大学感染症科の菊池賢教授はこう警告した。
「とにかく進行が早いのです。朝は足の甲だけの腫れだったのが、午後には膝下まで腫れて、呼吸器や他の臓器まであっと言う間に不全になります。1~2日で死亡される方も多い。しかも、どんな場所でもすべての人がかかりやすい恐ろしい病気です」
そして、注意点をこうアドバイスした。
「腫れの急激な広がり、痛み、発熱、ふるえが出たら集中治療室がある病院に駆け込んでください。感染を防ぐには傷口を露呈しないこと。『靴擦れ』『水虫』『深爪』などの傷は絆創膏などを貼って下さい」