2024年 4月 26日 (金)

ネットで物議の牟田阪大教授、こんどは安倍首相と会食の古市憲寿に茶々

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   社会学者の古市憲寿氏(32)らが安倍晋三首相と会食したことをめぐり、牟田和恵・大阪大学教授(60)が「想像」と前置きしたうえで、古市氏の権力へ近づく経緯をツイッターに投稿した。

   これに対して古市氏本人が「牟田さんの『想像』にダウトを出しておきます」と反応、指摘された点を逐次否定した。ネットでは「妄想の垂れ流しをする教員」などと、牟田教授を批判する声がある一方、首相との会食を批判するなど、賛否両論がある。

  • 古市憲寿氏(2016年6月撮影)
    古市憲寿氏(2016年6月撮影)
  • 古市憲寿氏(2016年6月撮影)

「研究者としての見識を疑われるのでは。。。」

   古市氏は2017年12月15日夜、ダウンタウン・松本人志さん、お笑いタレントの東野幸治さん、HKT48・指原莉乃さんらとともに安倍首相と会食。安倍氏は16年5月1日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)へゲスト出演し、古市氏らと共演していた。

   メディアへの露出が多く、社会的影響力の高い古市氏らが安倍氏と会食したことは、一部で政治的な憶測をはたらかせることになった。社会学が専門の牟田和恵・阪大教授はツイッターで16日夜、「古市さん、こんな感じなんですかね?(まったくの想像ですよ~)」と断りながら、こう投稿した。

「院生で新書を出す(指導教員の推し)->それなりに評判良く、広告代理店に注目され若者会議みたいなんに推薦->サヨの逆張りをする発言が面白がられ国の審議会委員に->逆張りがさらに進んで政権迎合->アベ近辺からこれは使えると重用」

   これに古市氏が反応。17日未明、「時系列も間違っていますし、『まったくの想像』でそのような発言をされるのは、研究者としての見識を疑われるのでは。。。」と不快感を示した。

   まず会食を設けた経緯について、古市氏は

「単純に安倍さん出演回の番組出演者で打ち上げに行きましょうという話が、今月まで延び延びになっていただけ、というだけ。それ自体、権力への媚びというなら仕方ないけど」

と説明。また「ちなみにいわゆる『官邸のおごり』ではないです。プロ同士なので、そのあたりはしっかりしていました」と強調した。

   続けて「牟田さんの『想像』にダウトを出しておきます」として、牟田教授のツイート内容を1つ1つ否定した。「院生で新書を出す(指導教員の推し)」について、

「解説を書いて頂いた本田先生は指導教官ではありません」

と投稿。「それなりに評判良く、広告代理店に注目され若者会議みたいなんに推薦」に対しては

「メディアに注目されたのは2冊目の単行本です」「『若者会議』が何を指すか不明ですが、初めて呼ばれた政府系の会議は、民主党政権時代の内閣府国家戦略室『フロンティア分科会』の部会です」

と説明した。

「今週も北朝鮮に関する発言で、いわゆるネット右翼からバッシングを受けました」

   古市氏は2010年、東京大学大学院在学中に初の自著『希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想』(光文社)を上梓。本田由紀・東大教授が解説文を寄せている。翌2011年に2冊目の自著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)を刊行すると、若手論客としてメディアの注目を一層集めた。登用された「フロンティア分科会」は、2012年に旧民主党の野田佳彦政権時代に設置されていたもの。

   さらに古市氏は、牟田教授の「サヨの逆張りをする発言が面白がられ国の審議会委員に」との指摘に

「『サヨの逆張り』が何を指すか不明ですが、上記の通り、民主党時代に委員で呼ばれています」

と、旧民主党政権の部会に登用された事実を強調。

   「逆張りがさらに進んで政権迎合」には

「つい今週も北朝鮮に関する発言で、いわゆるネット右翼からバッシングを受けました」

と否定した。

   北海道・松前小島に漂着した北朝鮮の木造船乗組員3人が12月9日、島の小屋の物品を盗んだとして窃盗容疑で逮捕された件で、古市氏は14日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)出演時にコメント。「北が裕福な国だったらこういうことは起こらないですよね。わざわざ日本に来て物を盗む。ということは、北朝鮮の人々がいま食糧難に苦しんでいるとか、まだまだ国が全然回ってないことの象徴だと思います。そこに同じ東アジアの一員として日本に全く責任がないかというと、本当は北朝鮮の人々に対して何かできることがあるのではないかと思ってしまいますね」と述べ、一部で反発を招いていた。

   牟田教授の「アベ近辺からこれは使えると重用」にも古市氏は、

「食事会は、ただの番組の打ち上げです。ちなみに安倍さんとは自民党野党時代から、番組の共演などで面識があります」

と政治的な意図がないことを主張した。

白雪姫「王子のキス」が「準強制わいせつ罪」と述べていた牟田教授

   なお古市氏は「調べれば簡単にわかりますが、2016年5月放送のワイドナショーにきちんと伏線があったんだけどなー」とも投稿している。

   当時の放送では、ゲストの安倍氏に聞きたいこととして「お酒で失敗した経験はありますか?」との話題に。安倍氏は「お酒は元々弱いんですよ。それで潰瘍性大腸炎という病気になったものですから、まったく飲まなかったんです。ですから幸いお酒の失敗というのはないんですね」とした上で、「飲まないのですが、盛り上がるペースにはついていけるんです」と話した。これに古市氏が「じゃあ今度行きましょうよ、安倍さん」と提案すると、共演者から「行きましょうか」との声もあがり、トークが進んだ。また、安倍氏は若いころに「車の運転役」として酒席に呼ばれてきたとのエピソードから、飲みに行っても「私は運転しませんけどね」と笑いを誘っていた。

   牟田教授と古市氏の主張にツイッターでは

「妄想の垂れ流しをする教員とか世も末だなあ」
「安倍さん嫌いはなにかと理由をつけて貶めようとしますからね」
「報道してる側である人が総理大臣と会食なんてしたら、なんかおかしくないか?」
「李下に冠を正さずという先人のありがたい言葉があるわけで」

と、賛否両論が渦巻いている。

   牟田教授のツイートは11日にも別の話題で議論が起きた。電車内で寝ていた女性にキスしたとして33歳男性が準強制わいせつ罪で逮捕された事件を受け、牟田教授は「白雪姫」や「眠れる森の美女」を引き合いに「『王子様のキスでお姫様が長い眠りから目覚めた』おとぎ話、あれも、冷静に考えると、意識のない相手に性的行為をする準強制わいせつ罪です」と持論を投稿。「その解釈はない」「これは事実」などと物議を醸していた。

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