「花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた 人それぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね」――槇原敬之さん作詞作曲で、SMAPの代表曲「世界に一つだけの花」の歌詞の一節だ。小中学校の音楽の教科書にも掲載される国民的ソングだが、元SMAPの香取慎吾さん(40)のツイートをめぐり、「大嘘」呼ばわりされる事態となっている。「すごく共感できます」という反応もある一方で...香取さんは2017年12月26日朝、自身のツイッターに「出勤の人の流れ見て 色がないなぁ.と 俺は色だらけなんだなぁ.と 思う朝」と投稿した。続けて、「心カラフルな一日でありますように!」と願った。リプライ(返信)欄には、「すごく共感できます」などとファンらからの同意が寄せられた一方で、心を鬼にして「この発言はダメです。(中略)反感を買ってしまいます」「切り取られ方によっては危険」「慎吾ちゃん、5ちゃんねるでこの発言が叩かれてる 気をつけてね」と注意喚起する人も現れた。ファンが恐れたとおり、この発言はインターネット上で拡散され、一部で批判されて炎上する事態に発展した。ツイッターやネット掲示板には、「バカにしてる?」「こっちは毎日必死に生きてんだよ...」「オッサン中二病かよw」「真正面からサラリーマンにケンカ売ってるように見えるぞw」「40過ぎてあの発言しちゃうあたり広瀬すずよりヤバイわなww」など、怒りをぶつける書き込みや呆れ声が相次いでいる。たしかに、サラリーマンやOLのスーツの色は黒や紺、グレーなど似た色になりがちだが、どれも色であることには変わりはない。「出勤すらできない人が本当の無色(無職)だとおもいます~!」といったコメントも見られた。「発言ビビる」そうしたなか、注目されているのがSMAPの代表曲「世界に一つだけの花」だ。花はどれもきれいで、比べたり争ったりすることもない。ひとつとして同じものはなく、No.1ではなくオンリー1なんだ――そんな個々人の魅力を賛美するような内容の歌詞だけに、失望する声も多い。「世界に一つだけの花全否定やん。笑」「世界に一つだけの花(大嘘)」「この人に『世界に一つだけの花』って歌の歌詞を見せてあげたいね」「お前、『世界に一つだけの花』の歌詞を読んでみろ。読んでみて自分の発言が間違っていたって思わないんだったらお前は芸能人の資格はない」「みんなそれぞれがオンリーワンより、自分だけがもともと特別な『ナンバーワン』やったんかいwwww」「世界に一つだけの花」がリリースされてから約15年が経つ。ツイートの中には、「香取慎吾さんの発言ビビる...世界に一つだけの花歌った人なの?っ感じ」と残念がる声もあった。
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