2018年 9月 22日 (土)

羽生・小平両選手に国民栄誉賞の案浮上 「基準が不明」「引退時にすべき」と異論も続々

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   平昌五輪で金メダルに輝いた羽生結弦選手(23)と小平奈緒選手(31)に対し、政府内で国民栄誉賞を授与する案が浮上していると一部で報じられ、議論になっている。

   羽生選手は、フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を達成し、小平選手は、スピードスケートで日本女子初の五輪優勝を果たした。

  • 2連覇偉業の羽生結弦選手(2014年4月撮影)
    2連覇偉業の羽生結弦選手(2014年4月撮影)

西村官房副長官「首相にしっかり伝えたい」

   この偉業に対し、栄誉賞授与の案が浮上していると、時事通信が2018年2月19日に報じた。もしこれが実現すれば、冬季五輪では、初めてのことになる。

   実際、一部の閣僚がメディアなどでほのめかす発言もしている。

   西村康稔官房副長官は18日、フジテレビの番組に出演し、レスリング女子で五輪4連覇した伊調馨さんが栄誉賞を受けたケースがあるとして、「安倍晋三首相にしっかり伝えたい」と前向きなコメントをした。

   これに対し、ネット上では、羽生・小平両選手の偉業を認めながらも、安易に賞を授与することへの疑問や批判も噴出している。ヤフー・ニュースのコメント欄を見ると、こんな声が支持を集めていた。

「基準がよく分からない。水泳の北島さんや、体操の内村選手は検討されたことあるんでしょうか? ご本人が辞退された...とかじゃないですよね?」
「羽生選手も素晴らしいが、オリンピック3連覇をした柔道の野村忠宏の方が先だと思う」
「国民栄誉賞最近安売りしすぎですね。何か価値が下がりましたね?」
「スポーツ選手は引退時に検討する基準で良いのでは?何だかんだで政治利用されてしまっている気がする」

「現時点では決めていない」

   スポーツで同賞を受けたのは、プロ野球の王貞治、長嶋茂雄、衣笠祥雄、松井秀喜、柔道の山下泰裕、大相撲の大鵬(死後)と千代の富士、マラソンの高橋尚子、サッカーのなでしこジャパン、レスリングの吉田沙保里、伊調馨といった選手だ。

   もっとも、ネット上を見ると、「国民栄誉賞大賛成です!」「今までの受賞者の実績から鑑みても、羽生くんは対象者でしょう!」「金1つでも女子陸上初の高橋尚子にはあげてるわけで、初めての事には価値がある」といった意見も出ている。

   菅義偉官房長官は2月19日の記者会見で、羽生・小平両選手の栄誉賞の可能性を問われ、「安倍晋三首相が決めるもので、現時点では決めていない」と言うに留めた。時事の報道でも、賞の価値が下がりかねないとの指摘もあることから、国民世論を見極めて慎重に判断する見通しだとされている。

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