文政権「平壌五輪」で支持率伸びた 南北首脳会談にも賛成61.5%

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   平昌五輪の「平壌五輪」化で一時は国民の不興を買っていた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が、今度は右肩上がりだ。

   五輪開幕直前には「北朝鮮に乗っ取られる」といった懸念が多かったものの、北朝鮮・朝鮮労働党の金正恩委員長の妹、金与正(ヨジョン)氏が親書を携えて電撃訪問し、文氏の訪朝を要請。南北首脳会談実現に向けた期待度も高く、融和ムードが文氏の支持率を下支えしているようだ。

  • 南北の融和ムードで支持率回復?(写真は韓国大統領府のウェブサイトから)
    南北の融和ムードで支持率回復?(写真は韓国大統領府のウェブサイトから)

1月は10ポイント以上下落していた

   金正恩氏が北朝鮮の五輪参加に前向きな姿勢を見せたのは、18年1月1日の新年メッセージ。韓国側の期待感が高まったこともあって、直後の調査会社「リアルメーター」による1月第1週調査では、文氏の支持率は71.6%に達した。だが、「平壌五輪」化が指摘されるにつれて期待感はしぼみ、1月第4週には60.8%にまで落ち込んでいた。

   ところが、五輪が始まるのと時期を同じくして支持率は回復傾向に。2月19日から21日にかけて行われた2月第3週の世論調査(2月22日)では、支持率は前週よりも3.1ポイント高い66.2%で、過去3週間続いた60%台前半の横ばいから変化して、5週間ぶりに再び65%のラインを超えた。不支持率は2.6ポイント低い28.9%。4週連続で30%台を記録していたが、再び20%台に戻った。リアルメーターでは、「旧正月と平昌五輪が影響した」とみている。

南北首脳会談も賛成派の方が多い

   前週の2月14日に行った世論調査(15日発表)では、南北首脳会談の是非について聞いている。「朝鮮半島の平和定着のための出発点として賛成」という回答が61.5%で、「対北朝鮮制裁と圧力が優先なので反対する」の31.2%を大きく上回った。この後、一度は米国のペンス大統領と与正氏らの会談がセットされ、直前に北朝鮮側がキャンセルしていたことも明るみに出た。一連の融和ムードを韓国世論が好意的に受け止めている可能性もありそうだ。

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