2018年 10月 22日 (月)

米アカデミー賞のスピーチ長いよ 「最短」者に渡された「ご褒美」とは

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   様々な映画の監督を始め、ハリウッドスターが一堂に会するアカデミー賞の90回目の授賞式が、米国時間の2018年3月4日、開かれた。

   華々しいイベントである一方、受賞者のスピーチが年々長くなっていくことに悩まされており、今回の授賞式ではそれを抑制する奇策として、最も短いスピーチをした受賞者にジェットスキーをプレゼントするという豪華な試みが行われていた。

  • 最短スピーチにはジェットスキーを贈呈(画像はカワサキの公式サイトから)
    最短スピーチにはジェットスキーを贈呈(画像はカワサキの公式サイトから)

年々長くなる受賞者スピーチに苦慮?

   アカデミー賞は、主演男優、主演女優、助演、衣装、そして監督賞など、全部で24の部門があるため、必然的に要する時間は長くなる。

   更に、受賞者スピーチの長時間化を検証した米メディア・ビジネスインサイダーの3月5日の記事によると、1950年代前半には中央値が29単語と短かった受賞スピーチは年々長くなり、2017年にはついに174単語に達したという。

   そうした長時間化に歯止めをかけるべく、司会のジミー・キンメル氏は授賞式スタートに際して、最初のアカデミー賞は開会から閉会まで15分で終わっていたと話すと、

「(受賞スピーチで)何を言うかは全てあなたに委ねられます。あなたは世界を変える必要はないし、やりたいように振る舞えばいい。とはいっても、授賞式は本当に長い。そこで、長いスピーチをするなとは言わないが、最も短いスピーチをした人は、あるものを手に入れることができます」(以下、すべて記者訳)

と、最も短いスピーチをした受賞者に対してジェットスキーをプレゼントすることを発表した。

   プレゼントされるのは、日本は1月15日に発売されたばかりのカワサキ製の2018年モデル「ULTRA 310LX」。2018年モデルの中では最上位のもので、公式サイトによると売希望価格は約225万円とされている。

「何を言うか忘れてしまった」結果1位に

   そうして短いスピーチが促され、「ゲットアウト」で脚本賞を受賞したジョーダン・ピール氏がジェットスキーねらいをほのめかす中、最も短いスピーチを行って手に入れたのは、「ファントム・スレッド」で衣装デザイン賞を受賞したマーク・ブリッジス氏だった。

   ブリッジス氏は、言葉に詰まることもなく次々と感謝の言葉を述べ、約35秒でスピーチを終えたが、米テレビチャンネル「エンターテイメント・トゥナイト」がYouTubeに投稿したインタビュー動画によると、特にジェットスキー獲得を目指してはいなかったという。

   ブリッジス氏は

「あれは事故だった。本当は言いたいことがたくさんあったけれど、それを忘れてしまったんだ」

と話し、ジェットスキーを勝ち取ったことをスタッフに知らされた瞬間には驚いたと語った。

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