高畑勲監督の死に海外からも悲しみの声 ツイッターでは「Isao Takahata」トレンド、仏紙も速報を

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   映画「火垂るの墓」、テレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」などを手がけた高畑勲(たかはた・いさお)さんが2018年4月5日1時19分、肺がんのため都内の病院で死去した。82歳だった。スタジオジブリが4月6日、発表した。葬儀は近親者で行い、「お別れの会」を5月15日に行う。

   宮崎駿監督(77)と並ぶアニメーションの巨匠として知られた高畑さんに、世界中か驚きと悲しみの声が広がった。

  • パリの映画博物館「シネマテーク・フランセーズ」のツイート。「そして私たちは寂しく残されてしまいました」と高畑監督の死去を悼んだ
    パリの映画博物館「シネマテーク・フランセーズ」のツイート。「そして私たちは寂しく残されてしまいました」と高畑監督の死去を悼んだ

全世界の「トレンド」に「Isao Takahata」

   高畑さんは東大文学部仏文科を卒業し、1959年に東映動画(現・東映アニメーション)に入社。Aプロダクション(現シンエイ動画)、ズイヨー映像(現日本アニメーション)などで、「太陽の王子 ホルスの大冒険」「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」などの監督・演出を手掛けた。宮崎監督とは東映動画以来の同僚で、退社後は「風の谷のナウシカ」をプロデュース。85年には宮崎監督らとともに「スタジオジブリ」を立ち上げ、「天空の城ラピュタ」(プロデューサー、1986)「火垂るの墓」(脚本・監督、1988)「おもひでぽろぽろ」(脚本・監督、1991)、「平成狸合戦ぽんぽこ」(原作・脚本・監督、1994)、「かぐや姫の物語」(原案・脚本・監督、2013)をはじめとするヒット作を次々に送り出した。「かぐや姫の物語」はアカデミー賞の長編アニメ部門にノミネートされた。

   高畑氏の作品は世界中で人気を呼び、2015年にはフランス芸術文化勲章「オフィシエ」、「ウィンザー・マッケイ賞」を受賞している。それだけに、訃報は世界中で驚きと悲しみをもって受け止められた。

「そして私たちは寂しく残されてしまいました」

   ツイッターでは、全世界の「トレンド」に一時「Isao Takahata」が入り、フランスの大手紙「ル・モンド」も訃報を速報。パリの映画博物館「シネマテーク・フランセーズ」はツイッターで、「火垂るの墓」の一場面の写真を添えて

「高畑勲監督が亡くなりました。そして私たちは寂しく残されてしまいました」

と悼み、在京フランス大使館もこの書き込みを紹介した。オーストラリア映像博物館(ACMI)も「悲しいニュース」と、訃報を紹介。米国のテレビプロデューサー、ロバート・ヒューイット・ウルフ氏は、英語の追悼メッセージに加えて、日本語でも「安らかに眠れ」と書き込んだ。

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