2024年 4月 24日 (水)

なぜ社長ではなく「同僚」が謝罪するのか 「トップ不在」TOKIO会見への疑問

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城島リーダーには「大丈夫か」と声かける

   とはいえジャニー社長がこうして、所属タレントの不祥事やスキャンダルで本人名義のコメントを発表するのは、それ自体異例のことだ。

   過去のスポーツ記事などによれば、ジャニー社長は「裏方の人間は表に出るべきではない」との考えから、撮影なしのメディア取材しか応じていなかったが、2011年、初めて隠し撮り以外でベールを脱いだ。「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」としてギネスブックの認定を受けた際、顔写真を公開したのだ。

   ただそれ以来、ジャニー社長はほとんど表舞台に登場していない。その姿勢を象徴するのが、2016年のSMAP解散騒動である。

   ジャニー社長は16年5月にSMAP解散を否定したが、8月の解散発表ではコメントを出さなかった。17年1月にようやく朝日新聞のインタビュー取材で解散に言及。6月に稲垣吾郎さんら3人の事務所退所を発表した際、マスコミ各社にコメントを送付した。

   こうしたジャニー社長を知るTOKIOメンバーの口から、会見場に来てくれないことに対する怒りの言葉など、出てくるはずもないかもしれない。

   城島さんは会見の質疑応答で、前日に仕事の話題でジャニー社長に電話したと告白。「怒られると思ったが『大丈夫か』と。23年デビューしてから流れてるんだな、まだ心配させてるんだなこのグループは、と申し訳ない気持ちになった」と話した。

   松岡さんも「(TOKIOの)『親』ですから。こんなコメントを出させてしまったのが情けない」と語り、長瀬さんも「こういう形でのコメントで、申し訳ない気持ちです」と謝罪の言葉を述べた。

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