2024年 4月 20日 (土)

「森繁さんにお尻触られた?」この時期に視聴者FAX紹介のNHK「あさイチ」が物議

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   2018年5月18日放送のNHK「あさイチ」が、ネット上で物議を醸している。

   この日は女優・樹木希林さんがプレミアムトークコーナーに生出演。その中で、視聴者から寄せられたメッセージのひとつとして、こんな質問を取り上げた。

「うら若き頃、ドラマで森繁久彌さんとの共演が長かった希林さんですが、お尻を触られませんでしたか?」
  • 18日は樹木希林さんが登場(画像は「あさイチ」公式サイトのスクリーンショット)
    18日は樹木希林さんが登場(画像は「あさイチ」公式サイトのスクリーンショット)
  • 18日は樹木希林さんが登場(画像は「あさイチ」公式サイトのスクリーンショット)

「コミュニケーションのひとつ」

   質問を寄せたのは70代の男性で、近江友里恵アナウンサーが読み上げて紹介した。

   森繁久彌さんといえば、昭和を代表する国民的俳優の一人。文化勲章をはじめ数々の栄誉に輝き、2009年の没後には国民栄誉賞も受賞している。数々の功績を残した一方で、女性への「お触り」や「下ネタ発言」が多かったことでも有名だ。「徹子の部屋」初回放送で司会・黒柳徹子さんの胸をなでたエピソードは、もはや伝説となっている。

   樹木さんは視聴者からの質問に対し、

「森繁さんはきれいな女優さんだったらすっと(お尻を)触るのね」
「年取って90近くになっても、誰彼構わず触っていましたね。元気でしたよ」

などと淡々とした調子で語りつつ、「私はまったく触られたことはないです」と答えた。

   これを受け、司会の博多大吉さんは「コミュニケーションのひとつというか、ポン、という感じですかね」とコメントし、あくまで森繁さん流のコミュニケーション術だという見方を示したが、樹木さんは「うーん、やっぱりムラっとくるんでしょうね」とズバリ。これには博多華丸さんも「確信犯じゃないですか!」と思わずツッコミを入れた。

たくさんのメッセージの中からなぜこれを...

   一連のやりとりはあくまで笑いを交えながらの和やかに進行したが、視聴者からは異なる反応も出た。

   反応の多くは、セクハラ問題が騒がれているご時世にあえてこの視聴者投稿を取り上げた「あさイチ」、また、森繁さんのセクハラ的言動を「コミュニケーションのひとつ」と表現した大吉さんへの疑問の声だ。

「森繁でもお尻触るのダメだしそれをコミュニケーションって言ったらダメだよ、てかわざわざ視聴者メール採用して話題にしちゃダメだよあさイチ」
「あさイチ、樹木希林への数あるだろう視聴者FAXからわざわざ『森繁さんからお尻触られましたか?』を取り上げ、『それもコミュニケーションの一つという事で』と司会者がまとめていて、司会者変更と共に有働イノッチコンビが作り上げた『あさイチ』は無くなってしまったんだなと実感する」
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