2024年 4月 27日 (土)

「モリカケ封印」玉木氏に首相握手 「熟議」の党首討論、実りはあった?

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長島昭久氏「骨太の野党を貫いて欲しい」

   次に玉木氏が話題にしたのは日露関係。北方4島について

「島が還ったときに、安保条約6条に基づく施設基地は置かないということをトランプ大統領から確約を取れば、この日露の交渉は一気に進展する」

と提案した。日米安保条約第6条では、米軍による施設・区域の使用について定めており、米軍基地が北方領土に置かれるとなればロシアが反発するであろうことを念頭に置いた提案だ。

   ただ、安倍氏は提案に対する直接の反応は避け、

「そこ(日ロ首脳会談)でどういう話がなされていたかを私が紹介した瞬間に、次の首脳会談では話ができなくなってしまう。戦略そのもの、我々が平和条約交渉にどう臨んでいくか、という戦略そのものは今、これは申し訳ないんですが、今の段階でオープンにするわけにはいかない、そして最後の段階では、プーチン大統領と最終的な判断をしなければならない」

と述べるにとどめた。

   一連のやり取りには、野党議員からも評価する声が出ている。かつては希望の党に所属し、国民民主党への参加を見送った長島昭久衆院議員は、玉木氏について

「『モリカケ』問題からの勇気ある離脱に心からの拍手を送りたい」
「日米通商問題で、日本こそ自由で開かれた世界経済体制のリーダーとして振舞うべきとの指摘は、見事。骨太の野党を貫いて欲しい」

とツイート。安倍氏が歩み寄って握手したことについても、

「一国の総理として、国益を賭けた骨太の議論を展開しようとした玉木代表に対し素直に敬意を評したものと捉えたい」

と、高く評価した。

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