日本が歴史的勝利を挙げたサッカーW杯コロンビア戦で、西野朗監督が選手らとハイタッチしようとしてできなかった映像がツイッター上に投稿され、話題になっている。後半28分、FW大迫勇也選手が勝ち越しの2点目ゴールを挙げると、両手を大きく回しながら、西野監督は喜びを表す。ドリンクを左手に持ち替え...これは、スマートフォン用アプリ「NHK2018FIFAワールドカップ」を使って見られる30秒ほどの映像の冒頭部分だ。映像は、2018年6月20日昼過ぎ現在も、動画の見逃しリスト内にある。「コロンビアvs日本」を選び、実況の中の大迫選手のゴールの書き込みにある「別カメラ」のアイコンを選ぶと見られる。別カメラは、「メイン」「16mの高さから(左)」「ゴール内(左)」「戦術カメラ」など計17個もあり、西野監督のシーンが見られるのは、右端ボタンの「ベンチ(右)」だ。ベンチの様子を撮った映像で、「ベンチ(左)」では、コロンビアのホセ・ペケルマン監督が頭に手をやって失点を嘆く姿が映っている。ベンチ(右)の映像では、両手を回してゴールを喜んだ西野監督は、ベンチ内の人と抱き合い、さらに右手にドリンクを持ったまま、両手を上げて選手らを迎えるようなそぶりをした。右手でハイタッチしようとしたのか、ドリンクを左手に持ち替え、右手を上げて背を伸ばそうとした。ところがだ。数人の選手たちは、西野監督の前を素通りして走り抜けてしまったのだ。コミュニケーション不足説から、選手が気づかなかった説までこれを見た西野朗監督は、少し下がって、なぜか後ろ向きになり、両手でドリンクを飲み干した。その後は、周囲を少し歩いて、ベンチ内の人とみられる2人と次々にハイタッチした。30秒ほどの映像内では、選手らとハイタッチしているような姿は見られなかった。この映像の一部がツイッター上で投稿されると、西野監督が選手らとハイタッチできなかったことに対し、同情の声が寄せられた。「顔が切なすぎるw」「ちょっとかわいそう」「ヤケ飲み」「だれか西野んを抱きしめてあげて!」...一方で、様々な憶測も流れており、ハリルホジッチ前監督が突然解任された経緯から、まだ選手らと信頼関係が築けておらず、コミュニケーションが取れていないのでは、と勘ぐる向きもあった。もっとも、「右手にドリンク持ってるんだから、大迫はハイタッチ求められてるとは思わんかったんだろ」「まあ選手も興奮してたでしょうし。。故意に無視したわけではないでしょう」といった指摘は出ていた。
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