2018年 11月 16日 (金)

羽生金メダルは「W杯ポーランド戦と似ている」? 小塚崇彦の持論が物議

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   フィギュアスケート男子・羽生結弦選手(23)の平昌五輪の「作戦勝ち」は、サッカーロシアW杯・ポーランド戦の日本代表と「似ている」――。テレビ番組でそう語ったのは、元フィギュアスケート選手の小塚崇彦さん(29)だ。

   視聴者の一部からは、この発言に「全然違うよ」と否定的な声が続出。一方では、「間違ったことは言ってないと思う」との声も上がっており、賛否両論だ。

  • 羽生結弦選手(写真は2018年2月撮影)
    羽生結弦選手(写真は2018年2月撮影)

「彼は点数を求めたんです」

   羽生選手は2017年11月、右足を負傷。18年の平昌五輪でけがの「爆弾」を抱えながらも金メダルをもぎ取り、66年ぶりの五輪連覇を果たした。

   演技プログラムに高難度の4回転ループを組み込まず、低難度の4回転トウループ、サルコウのみを飛ぶ。本人も試合後の記者会見で「大事に大事に結果を取りにいった」と語ったように、少しでも優勝する確率の高い方法を選んだのだ。

   そんな羽生選手は18年7月2日、首相官邸で国民栄誉賞表彰式に出席。個人としては最年少、スケート界では初めて、国民栄誉賞を受賞した。

   18年7月8日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、このニュースを取り上げた。改めて羽生選手の平昌五輪での戦い方を振り返ったのは、ゲストの小塚さんだ。

   小塚さんはまず、「オリンピック1回目(14年のソチ五輪では)優勝すると思っていなかった。で、2回目もけががあってから、2連覇している。あの時点で、僕は、悪いですけど、信じていなかったんですよ」と告白。司会者の東野幸治さんから「そんなに甘いもんじゃないと?」と聞かれると、

「そう。ちゃんと積み重ねてきた人が優勝するだろうな、と思っていた」

と発言した。

   続けて「彼の作戦勝ちですね。他の選手たちは時代の流れでどんどん難しいジャンプを入れていたんですけど、彼は難しいジャンプを抜いて、点数を求めたんです。かつ勝てるプログラムをやってきた」と説明。その上で、

「という意味では、さっきのサッカーの話と似ているなと思ったんですよね。ポーランド戦で(一歩)引きながら決勝に進んでいったというのと」

と持論を展開した。

「羽生さんは他力本願の勝負はしていない」

   番組では冒頭、サッカー日本代表がW杯・1次リーグのポーランド戦で、0‐1で負けているにもかかわらず、終盤10分を時間稼ぎのパス回しに費やした場面を取り上げていた。

   仮にイエローカード1枚すら与えないようにしておけば、コロンビアが同時間帯の試合で1‐0のままセネガルに勝利した場合、自分たちはフェアプレーポイント(退場数と警告数で算出)でリーグ突破を死守できる――。日本はそうふんで、結果的に「賭け」に勝ったわけだ。ただ、その消極的な戦い方は国内外で批判を招いた。

   こうした日本の戦い方と、小塚さんは羽生選手の「作戦勝ち」とを結び付けたわけだ。視聴者の一部からは、ツイッターなどインターネット上で

「小塚くんのコメントには全くもって同意出来ず!ポーランド戦の日本と平昌での羽生くんは全然違う!」
「ポーランド戦と羽生君の芸術点重視を一緒にしたらダメ。例えが悪い。あれでブーイングする人いないので」
「羽生さんは他力本願の勝負はしていないよ。自力で今できる全てを出し切って勝ちを取りにいったんだよ」
「W杯ポーランド戦と同じ...?で作戦勝ち?小塚崇彦さん本気で言ってるん?」

との疑問の声が続々と寄せられた。ただ一方では、

「悪意はないけど言葉と例え方が悪かったよね残念、というくらいの感想かな」
「私は小塚さんの言ってることなんとも思わなかったけどなー」
「そこそこ物議を醸しているようだけど、1mmも間違ったことは言ってないと思う」
「小塚さんの発言に言葉の足りないところもあったかとは思いますが、羽生選手を貶める意図などないと思います」

との声も上がっていた。

出演者も持論「比較対象にならない」

   番組には、ピアニストの清塚信也さんがコメンテーターとして出演。羽生選手とは「ファンタジー・オン・アイス2018」で18年7月1日、コラボレーションを果たしたばかりだ。

   そんな清塚さんは番組で、サッカー日本代表のポーランド戦に「時間稼ぎについては少しさみしい気持ちもした」と感想を述べていた。番組で直接の反論はなかったものの、放送後に更新したツイッターでは「ワイドなショー有難うございました。個人的には、ですが」と前置きした上で、

「W杯ポーランド戦のボール回しとゆづちゃんの平昌オリンピックの演技は全く違うというか、比較対象にならないかと思います」

と小塚さんの発言に異論を唱えた。

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