2018年 11月 16日 (金)

報ステがトランプ発言で誤訳?「メディアを国民の敵と呼ぶ」は「英語音声と違う」との指摘

印刷
糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   トランプ米大統領の発言について、「報道ステーション」(テレビ朝日系)が誤訳して放送したと、ツイッターなどで指摘が出ている。

   英語の音声では、「フェイクニュースを『国民の敵』」と言っているのに、「メディアを『国民の敵』」と紹介したからだ。これに対し、テレ朝は、「大統領は、『The Fake News』という言葉を『トランプ大統領にとってのフェイクニュースを報じるメディア』という意味で使っている」とJ-CASTニュースの取材に説明した。

  • 報ステ・メインキャスターの富川悠太アナ
    報ステ・メインキャスターの富川悠太アナ

英語では「フェイクニュースを国民の敵」

   トランプ氏が一部メディアの報道をフェイクニュースと指弾していることを巡り、今度はメディア側が一斉に反論する動きに出た。全米400紙ぐらいの新聞社が2018年8月15日、一斉に社説を載せ、メディアはトランプ氏が言うような「国民の敵」ではないなどと主張したのだ。

   報道ステーションも17日夜、この話題を取り上げた。その中で、トランプ氏の発言について、「極め付けは、この表現です」として、次のようなテロップを流した。

「私はメディアを『国民の敵』と呼ぶことにした」

   しかし、英語の音声を聞くと、トランプ氏は、「メディア」ではなく、「フェイクニュース」を国民の敵だと言っている。この発言は、トランプ氏が17年2月に行った演説の一部だった。

   放送後には、報ステの日本語訳について、ツイッター上などで異論が出た。

   「こんな誤訳をするから報ステもフェイクニュースと揶揄される」といった内容で指摘したツイートには、20日夕現在で5万件以上も「いいね」が付いている。

   一方で、ニューヨーク・タイムズ紙などが「ジャーナリストを国民の敵と呼ばれた」と書いていることから、報ステがトランプ氏の発言を意訳したのではとの指摘も出た。

テレビ朝日の言い分は

   そして、「自分に批判的な報道をフェイクニュースと決めつけて批判してるわけだから 必ずしも間違ってはいない」「フェイク=メディアと理解しているので訳が違っていても違和感はない」と報ステに理解を示す向きもあった。

   しかし、疑問や批判は多く、「発言の引用部分を意訳してはいけない」「要人発言の翻訳と報道は、自己の解釈を入れずに正確に。言いたいことがあれば、別途解説をすれば済むこと」といった指摘が出ている。

   TBS系報道番組「サンデーモーニング」では、8月19日の放送で、トランプ大統領の考え方について、「メディアは『国民の敵』」とパネルで紹介した。しかし、演説の発言については、トランプ氏が「フェイクニュースは『国民の敵』だ」と言ったとテロップで流していた。

   テレビ朝日の広報部は21日、取材に対して、次のようにコメントした。

「トランプ大統領は演説や記者会見、ツイッターで『フェイクニュース』を報じている主体として、一部を除く大半のメディア、報道機関を繰り返し批判していて、その際には『The Fake News』という言葉を『トランプ大統領にとってのフェイクニュースを報じるメディア』という意味で使っています。今回の発言も『The Fake News』という言葉を使っており、こうした状況を勘案して『メディア』という翻訳にしたものです」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
転職
20代の転職で一番大事なこと プロが「能力」より「素直さ」と断言する理由

「未曽有の人手不足」と言われる昨今、活況が続く現在の転職市場では、20代の若手人材に対する需要も以前とは比べものにならないほどだ。とはいえ、転職を成功させるために十分な準備が必要であることは変わらない。

PR 2018/10/31

ad-kyouryoku-kaidan2.png
秋の夜長に「最恐怪談」はいかが?

この秋、「最恐怪談」が、さらにパワーアップして帰ってきました。赤羽の地に集まったのは、怪談界でも指折りの3人の語り部たち。今宵は、背筋も凍る、このお話からお聞かせしましょう......。

PR 2018/10/9

姉妹サイト
    loading...

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中