2018年 9月 19日 (水)

格安スマホの利用率、3年間で4倍増 菅長官もにじませた「ケータイ料金高い」

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   携帯電話料金の値下げがなかなか進まないなか、格安スマホの利用率が3年間で約4倍になったことが、ジャストシステムの「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2018年7月度)」でわかった。2018年8月22日、発表した。

   現在、格安スマホ(格安SIM)を利用している人は全体の21.5%で、初めて調査を実施した15年5月度調査の5.8%と比べて、大幅に増えた。

  • 格安スマホ、まだ伸びる!?(写真はイメージ)
    格安スマホ、まだ伸びる!?(写真はイメージ)

携帯電話大手は値下げに慎重

   格安スマホの浸透度について、調査担当者は「ちょうど2年前、スマホを格安SIMにしようと量販店に行ったものの、プランの説明や注意事項などがまどろっこしくて、結局従来と同じプラン更新に落ち着きました。当時、通話量が少ないプランが多くを占めた格安SIMも、今では百花繚乱。それぞれに特徴を打ち出しています。店頭やテレビでも派手にプロモーションをしていることもあってか、ずいぶんと消費者の耳にも馴染んできたと思います」とし、自分にあったプランを選択しやすくなったという。

   折しも、8月21日には菅義偉官房長官が札幌市の講演で、携帯電話料金について「4割程度下げる余地がある」などと発言。携帯電話大手の「もうけ過ぎ」批判をにじませ、大幅な引き下げに意欲を示した。これに対して、NTTドコモやau、ソフトバンクモバイルの3社には警戒感が広がっている。メディアの報道によると、全国的な通信網の維持が難しくなるというのが理由とされる。

   そうしたなか、改めて格安スマホがクローズアップされることもあり、追い風になる可能性がある。

   また、ジャストシステムの調査によるとスマートフォンユーザーに、新しいスマホを購入する際に価格以外の性能面で重視することを一つだけ答えてもらったところ、「電池容量」が58.4%で最多だった。次いで、「画面の見やすさ・きれいさ」の53.8%、「本体メモリの容量」が53.2%と続いた。

   10代に限ると、「本体メモリの容量」が69.1%で最も多く、次いで「電池容量」の64.9%、「画面の見やすさ・きれいさ」が61.7%だった。他の世代と比べて、「本体メモリの容量」とともに、「カメラの画素数」(50.0%)と「カメラの映像品質」(47.9%)を重視する人が多いことがわかった(複数回答あり)。

   前出の担当者は、「最近のテレビCMでは『カメラの品質』を打ち出しているものが多く、『インスタ映え』や『料理動画』などイマドキのトレンドが反映されています」と指摘する。

スマホユーザーの4割、新型ⅰPhoneに興味

   一方、スマホユーザーの約4割が「新型iPhoneに興味」を示したこともわかった。今後、発売が期待されている新型iPhoneについて、スマートフォンユーザーのうち、「とても興味を持っていて、購入を検討している」人は10.8%、「とても興味を持っているが、購入検討までは至らない」人は12.8%、「やや興味を持っている」人は22.6%だった。

   合わせて46.2%の人が興味を持っている一方、「あまり興味がない」人は21.4%、「興味がない」人は25.6%だった。

   ちなみに、スマートウォッチ(時計型端末)の利用では、「現在、使用している」人は4.1%で、初めて調査を実施した2014年6月度調査の1.7%と比べて2.4ポイント増加した。

   ただ、「興味がない」人も41.4%と、14年6月度調査の27.0%より14.4ポイント増えた。

   調査は2018年7月18~24日に実施。調査対象は、15~69歳の男女1100人。セルフ型ネットリサーチのFastaskでのアンケート調査。

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