2020年 6月 4日 (木)

北海道は「帝国主義の『練習場』」だった 保阪正康さん、J-CAST講演会で近代日本を語る

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北海道統治が朝鮮、台湾の植民地政策のモデルケースに

   さらに、明治政府が1886年に北海道庁を設置したのに続いて、1895年に台湾総督府、1910年に朝鮮総督府を置いたことを引き合いに、

「アイヌの人たちに対する中央政府、北海道庁が果たした役割が、実は満州、朝鮮、台湾で果たした中央政府の植民地政策とほとんど重なるということに気づく。この視点は、これからうんと検証しなければいけない。『フロンティアスピリット』などという甘い言葉で語って本質をごまかそうとする北海道論というのが、いかに北海道そのものの存在やアイヌの人たちを侮辱しているか、ということに根本からメスを入れなければならない」

などと訴えた。

   さらに、この帝国主義というシステムが朝鮮半島や台湾でも上手く機能したことで、日本全体としても帝国主義を選ばざるを得なくなったと説いた。

「すでに北海道という土地を使いながら練習しているシステムがそこ(朝鮮半島や台湾)で機能しているということ。だから、それを選ぶしかないということは言えると思う」

   イベント「J-CAST会員限定・特別講演 保阪正康 ANOTHER JAPAN」は、J-CASTニュースが登録会員向けに主催。約30人が熱心に耳を傾けた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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