2024年 4月 26日 (金)

吉田輝星「開幕1軍」十分ありうる 日ハムは「最適のチーム」

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   プロ野球ドラフト会議が2018年10月25日、都内ホテルで行われ、注目の金足農高・吉田輝星投手は、外れ1位の指名で日本ハムが交渉権を獲得した。指名直後、金足農高で会見に応じた吉田選手は「日本ハムファイターズに入ることができてうれしいです」と、球団との交渉を待たずして入団を即決した。

   1巡目での1位指名も予想された中、吉田選手を指名した球団はなかった。大阪桐蔭高の根尾昴選手に4球団、報徳学園の小園海斗選手に4球団、藤原恭大選手に3球団が競合。西武以外の11球団が競合指名となる波乱の幕開けだった。

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ダル、大谷...高卒ルーキーを積極起用

   1巡目のくじ引きが終わり、外した球団による2巡目の指名が始まり、楽天、阪神、オリックス、DeNAと1位の名前がアナウンスされる中、5番目の日本ハムが吉田選手を指名。その瞬間、テレビ画面の吉田選手は小さく頷いた。

   夏の甲子園を通じて、12球団のスカウトは吉田選手の実力を高く評価し、1巡目での1位指名を示唆する球団もあった。だが、ペナントを終え、ドラフトが迫るにつれて各球団の方向性が明確になり、この日の外れ1位はある程度、想定されたものだった。

   日本ハムが吉田選手の交渉権を獲得したことに関して、プロ野球関係者は吉田選手にとって「最適のチーム」と評する。

   日本ハムは高卒ルーキーを1軍で起用する傾向があり、ダルビッシュ有投手、大谷翔平投手らもルーキー時代から1軍のマウンドで投げている。野手においても近藤健介捕手や、清宮幸太郎選手を積極的に起用してきた。

課題は「制球」と「肩」

   前出のプロ野球関係者は、日本ハムが最適とする理由を次のように述べた。

「パリーグの球団はある程度、大胆な選手起用が出来る。セリーグほど注目されていないので、周囲の目をあまり気にせず選手を使える。その中でも日本ハムは高卒ルーキーを使いたがる。特に話題性がある高卒ルーキーは、1軍に登録しただけでもかなりの宣伝効果になりますから。吉田君なら客を呼べる。開幕1軍も十分ありますね」

   最速152キロのストレートはプロでも十分に通用するスピードだが、吉田の課題は制球にある。高校レベルで通じた高めの振らせるストレートは、選球眼の良いプロ選手には通用しない。ストレートの制球が定まらなければ、変化球も通用しない。

   本人も自覚はある。この日の会見では「まだまだストレートが完成していないので、自分が納得できるくらいのストレートを身につけたい。変化球が生きるようなストレートを投げたい」と話した。

   即戦力として期待される一方で、不安視されるのが夏の甲子園6試合で投じた886球による右肩だ。

   前出のプロ野球関係者は「甲子園であれだけの球数を投げているから、肩はまだ完全に回復していないだろう。春季キャンプで十分にケアをしないと、いきなり1軍に上がっても故障してしまう。日本ハムはそれだけは避けなければならないですね」と、春季キャンプの重要性を説いた。

   会見中は終始、緊張の面持ちで報道陣の質問に答えていた吉田選手だが、北海道の印象を問われると、「秋田も雪が降るんですけど、(北海道は)それよりも質のいい雪があるので」と笑顔をのぞかせた。

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