2020年 9月 30日 (水)

故・土井たか子氏から25年 野田聖子・新委員長の「さん」呼びは成功するか

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   自民党の野田聖子・前総務相(58)が、女性初の衆院予算委員長として本格デビューし、議員や閣僚を「さん」付けで呼び、独自色を出した。「君」付けで呼ぶのが慣例とあってか、NHKや読売新聞など各メディアも報じた。

   国会中継や報道を見た人からツイッターに賛否が寄せられるなか、かつて旧社会党や社民党のトップを務めた故・土井たか子さんを思い出す声も出ていた。衆院議長にも就任した重鎮で、議長時代は議員を「さん」付けし、「慣例にがんじがらめになっている国会を改革する手始め」と位置付けていた。しかし、それから25年後、またもや「さん付け」がニュースになってしまった。

  • 11月1日、衆院予算委員会で野田聖子・委員長が議事を進めた(画像は衆議院インターネット審議中継サイトより)
    11月1日、衆院予算委員会で野田聖子・委員長が議事を進めた(画像は衆議院インターネット審議中継サイトより)
  • 11月1日、衆院予算委員会で野田聖子・委員長が議事を進めた(画像は衆議院インターネット審議中継サイトより)

「印象はいいよね」「どうもしっくりこない」

   野田委員長は2018年11月1日、衆院予算委員会で質疑に立つ議員や閣僚を「さん」付けで呼んだ。「内閣総理大臣、安倍晋三さん」と、首相も「さん」付けだった。野田氏は委員会後、記者団に対し、一般社会では男女の別なく「さん」付けで呼び合うことが多い、として「その方が自然に呼べると思った」と説明した。

   この動きについて、各メディアは「閣僚や議員を『さん』付けで呼ぶ野田聖子衆院予算委員長」(NHKウェブ版、1日)などの見出しで伝えた。読売新聞や朝日新聞なども報じている。

   ツイッターでも注目され、

「これはいい。『~君』(略)にはかなり抵抗があった。『~さん』が当たり前だ」
「確かに君よりさん呼びの方が印象はいいよね」

という賛成派や、

「うーん、『君』の方がしっくり来るんですが」
「『内閣総理大臣安倍晋三さん』...どうもしっくりこない」

との違和感表明派から感想が寄せられた。なかには、

「どっちでも良い。そんな内容報道するより重要な事が山積してるはず!」

とメディア批判を展開する人も。

   また、

「土井たか子も同じことやってたよなw」

など、土井たか子さんの名前に触れるツイートも目についた。

   土井さんは「女性初の社会党委員長」「女性初の衆院議長」などを歴任した大物政治家だった。1969年に衆院初当選し、連続12期を務めて2005年の衆院選で落選、その後引退した。「おたかさん」の愛称で知られ、この間、1989年の参院選で自民党を過半数割れに追い込み、「山が動いた」の名言を残し、細川政権が誕生した1993年には衆院議長に就任した。のちに社民党党首も務めた。2014年9月、肺炎のため死去した。

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