広島からFA権を行使した丸佳浩外野手(29)が、ジャイアンツへの移籍を表明したことを受け、早くも背番号9のユニフォームを手放そうとするカープファンが次々と現れている。
フリマアプリ「メルカリ」上では、「移籍決断」の一報があった2018年11月30日早朝から、ユニフォームなど丸のグッズを売り出すユーザーが続出。なかには、「巨人行きが決まったので売ります」とのコメントを添えた出品もあった。
発送地は「広島」が大半
丸が移籍の意思を固めたとの情報は、30日早朝にスポーツニッポンや中国新聞などが伝えた。すると、メルカリやオークションサイトなどでは、正式発表を待たずにさっそく動きが出始めた。
丸がカープ時代に身につけた背番号9、63のユニフォームや、1000本安打記念のタオルなどのグッズが続々と売りに出されたのだ。さらには、直筆のサインが入った色紙やボールを出品するユーザーまで。
J-CASTニュースが30日14時に「メルカリ」を確認すると、「移籍決断」報道後のわずか数時間の間に、ユニフォームだけで少なくとも25件以上の出品があった。その他のグッズも含めると、出品は相当な数に及んでいる。
出品価格は以前とあまり変わらないようだが、なかには通常は3000~5000円程度でやり取りされているユニフォームを、1000円代という低価格で売り出すケースも。なかには、「記念に割引します」というユーザーもいた。
発送地を見て行くと、やはりと言うべきか広島が大半を占めていた。
丸のグッズを出品したユーザーのなかには、上述したように「巨人行きが決まったので売ります」「残念ながら丸ちゃん移籍することになりましたね」と訴える人も。さらには、
「まだ心が揺れてますので(涙)急に引っ込めるかもしれませんが、、、、、よろしくお願いいたします」
「まだ出品を迷っているため、削除する場合がございますので、ご了承ください」
といった複雑な心境を漏らすユーザーもいた。
あえて購入するカープファンも
オークションサイト「ヤフオク!」でも、移籍表明後に丸のユニフォームやサインを出品する人が相次いでいる。なかには、出品ページのタイトルに「ありがとう!丸選手」との言葉を添えているケースもあった。
こうした状況を受けて、ツイッターやネット掲示板には、
「なんかメルカリ見ると丸可哀想だよな...」
「ファンやったら普通残しとくと思うけど」
「グッズ売る人の気持ちは分かる」
など、賛否さまざまな反応が出ている。
なお、メルカリ上などでの動きを見ていると、カープファンとみられるユーザーが、今回出品された丸のグッズを購入する動きも。実際、売買が成立しているケースもいくつかあった。
どうやら、移籍に伴ってグッズの販売も終わることから、「最後の記念」にとユニフォームなどを入手しようとしているらしい。捨てるファンあれば、拾うファンありというコトか。