2019年 12月 7日 (土)

りゅうちぇるも拡散する辺野古嘆願署名 10万筆突破すればホワイトハウスが動くか

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   米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐり、ホワイトハウスのウェブサイトにある請願コーナーに投稿された電子署名活動が広がりを見せている。活動は地元紙が記事で紹介したり、野党議員らがツイッターで署名を呼びかけたりしている。沖縄県出身のタレント、りゅうちぇるさん(23)も地元紙のツイートをリツイート(拡散)。幅広い層に署名の存在が知られるようになりつつある。

   すでに集まった署名は7万7000筆以上(2018年12月17日15時時点)。請願の投稿から30日以内に10万筆集まれば、ホワイトハウスが請願の内容を検討して何らかの反応を示すことになっている。このペースで署名が集まれば10万筆を突破する可能性が高いが、トランプ政権は過去の請願にどんな反応をしてきたのか。

  • 請願は、県民投票までは辺野古や大浦湾の埋め立てを停止することを求める内容だ。
    請願は、県民投票までは辺野古や大浦湾の埋め立てを停止することを求める内容だ。

県民投票までは埋め立て停止を求める内容

   請願を投稿したのは、ハワイ在住で沖縄の血を引く日系人の音楽家、ロバート・カジワラさん。請願は12月8日付で、19年2月の県民投票が行われるまで、辺野古や大浦湾の埋め立てを停止するように求める内容だ。これまで日本政府と米軍は玉城デニー知事と沖縄県民の民意を無視し、工事の不可逆的部分に着手しつつあるとして、

「もしこれが許されれば、確実に沖縄県民の間に強い反米感情を招き、米国と沖縄の関係が永遠にゆがめられることになる」

などと、トランプ大統領が工事中止を指示するように訴えている。りゅうちぇるさんは、12月14日に

「『トランプさん、辺野古を止めて』 米ホワイトハウスへ嘆願 電子署名10万筆を呼び掛け」

と題して沖縄タイムスが報じた記事をリツイート。りゅうちぇるさんが辺野古問題に対して何らかの具体的な発言をしているわけではないが、何らかの関心を寄せていることはうかがえる。

   請願コーナーはオバマ政権下の11年9月にスタートしたが、17年1月に政権がトランプ大統領に移行してからは、紆余曲折をたどっている。トランプ政権は、当初は署名が「10万超え」になっても回答をせず「放置」。17年12月には、コスト削減を理由にサイトを一時閉鎖して別の署名サイトを立ち上げる方針が明らかにされた。ただ、この方針もうやむやにされたのか、AP通信によると、トランプ政権は18年2月頃から請願への回答を始めた。

「日本海」「東海」併記求める請願も

   現時点でウェブサイトで確認できる「10万超え」の請願は29件で、そのうち7件に回答している。その中には日本に関係するものもある。日本海と、韓国が主張する名称「東海」(トンヘ)を併記するように米国が政策を変更すべきだという請願だ。ホワイトハウスの回答では、米地名委員会は、ひとつの海にはひとつの名称しか使わない方針になっており、その名称が日本海であるため、米連邦政府としても日本海を使い続けると説明。

「この命名に関する意見の不一致について、日韓が合意可能な解決策に到達できるように引き続き協力することを望んでいる」

とした。

   極左勢力「アンチファ」を正式にテロ組織として認定すべきだとする請願には、連邦法では、外国のテロ組織や外国政府の支援を受けたテロ組織を指定して制裁することは可能だが、現時点では国内のテロ組織に対してはそのような仕組みがないと説明。現行の仕組みで暴力行為などに対応するとしている。

   トランプ大統領の確定申告書類の即時完全公開を求める請願には111万筆が集まったが、

「大統領が確定申告書類を公開するかどうかの判断は連邦政府の活動や政策に関するものではなく、この請願はサイトの利用規約の範囲外」

だとして、門前払いに近い回答だった。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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