落語家の立川志らくさんが2019年1月16日、ツイッターで横綱の引退について相撲界に提言した。 志らくさんはこの日、稀勢の里の引退について、「本当にお疲れ様でした。怪我をしながら優勝した姿、忘れません」と労いの言葉を投稿した。「歴史に残る1勝14敗」でも...その上で、「相撲界に提言。(中略)進退をかけた場所は怪我以外最後までつとめるのが横綱の役目としたらどうか」「今回の稀勢の里が出場し続けて14連敗したとする。でも千秋楽に白鵬に勝ったら。それこそ歴史に残る1勝14敗。(中略)そういう可能性を連敗したら引退の風潮が潰している。間違った考えかもしれないが横綱は15日間取り切って引退しても良いのではないか」と、意見を述べた。横綱が序盤で黒星を重ね、そのまま場所途中で引退する事例は多い。今回の稀勢の里も、3日目まで3連敗し、ついに現役を退くことを決断した。そのような、連敗した横綱に引退を促す世間の風潮に対して、志らくさんは最後まで出場しても良いのではないかという考えを示した。志らくさんのこのツイートに対しては、「私も志らく師匠と同感です。たらればになりますが、0勝15敗でも最後までやりきって自ら潔く引退する横綱がいても良いじゃない」「横綱だからこそ最後まで戦って欲しいと思います。勝っても負けても土俵に立ち続ける、そんな泥臭い横綱がいても良いと思います!!」など、志らくさんの意見に賛同するコメントがある一方で、「気持ちはわかりますが怪我をする恐れもあります」「本人の決断が一番大事なんだと思いますよ」と、稀勢の里自身の決断を尊重する声も集まった。
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