2019年 7月 21日 (日)

パートナーシップを認められた同性カップルは、なぜ「受理されない」婚姻届を提出したか

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   婚姻届の夫婦欄にそれぞれ名前を書き、現れた女性カップル。東京都中野区の大江千束さん(58)と小川葉子さん(55)は、2019年1月17日、同区役所に書類を提出した。

   「一応私が年上で夫欄は私ですが、こういったすみ分けは面倒だなと思った」と大江さん。窓口で2人は同性同士だとして「不受理になる」と告げられたという。「同性婚できないのは憲法違反」などとして、2月に複数のカップルらとともに国家賠償請求訴訟を起こす。

  • 婚姻届を提出した大江千束さん(右)と小川葉子さん
    婚姻届を提出した大江千束さん(右)と小川葉子さん
  • 2018年11月30日虹色ダイバーシティ調べ
    2018年11月30日虹色ダイバーシティ調べ

「戸籍上女性なので受理はできない」

   役所の窓口で、「戸籍上、2人は女性なので受理はできない」と担当者から説明を受けた。横で男女のカップルが婚姻届を提出しているのを目にし、「平等はないとわかってはいながらも、現場で突き付けられた感覚があった」と肩を落とし、「一般市民扱いされない。同性同士であっても結婚の選択肢のスタートラインに立てない」と疑問視した。

   大江さんは子供のころから音楽が好きで、クイーンなどのバンドにのめりこんでいくのを通じて、自身がレズビアンだと認識。小川さんは高校入学ごろから、うっすらと認識していたが、30代くらいに受け止められるようになったという。

   2人はレズビアンらが集まる交流会で出会った。付き合い始めたのは93年ごろで、交際を始めてから20年以上。ともに団体職員で、性的マイノリティの支援をする団体「LOUD(ラウド)」の代表と副代表もそれぞれ務めている。

   昨年9月、結婚に相当する関係として承認する、中野区のパートナーシップ制度の第一号として受領証を受け取った2人。原告として臨む理由について、「国がどう動くかが大きな課題。司法がどのような判断を下すのか知りたい。好きな人がいたら結婚選択の余地がないことが不思議に思っていた。これから長く戦いは続くが、最後までやっていきたい」と訴訟への思いを語った。

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