2024年 4月 26日 (金)

高品質の牛肉、だから自信を持って売る 福島牛を応援する老舗精肉店「千駄木腰塚」

提供:東京電力ホールディングス

「牛肉のプロ」が認めたからこそ買い付けを続けている

   全国には、「神戸牛」や「松阪牛」をはじめ、有名な「銘柄牛」が数多くある。ただ同じ銘柄でも個体差があるため、常に肉の品質が同じとは限らない。「いつでも良い品を食卓へ」との理念を掲げる千駄木腰塚では、銘柄を限定せず質重視で牛肉を選び、店頭に並べる。高品質の牛肉は、「赤身が柔らかく、脂の香りと口どけが良い」のが特長。福島牛も、「牛肉のプロ」がそろう千駄木腰塚が認めたからこそ買い付けが続いているのだ。

   牛肉に長年誠実に向き合ってきた老舗の精肉店が、ぶれずに福島牛の販売を続けていることで、消費者の間で安心感や信頼感が徐々に増してきた。さらに進めば、規模の大きい流通業者も福島牛の取り扱いを増やしていくはずだ。

   ただ現状では「まだまだ足りない」と羽生氏。もっと牛肉を通して消費者とコミュニケーションを図れる機会をつくれば、人々の間での理解も広がると考える。千駄木腰塚では今年、東京都内に飲食店をオープンする予定だ。食肉の販売以外でも消費者との接点を増やし、ゆっくり食事をしてもらいながら「このおいしい肉はどこから来たか」を語れる場にしていきたいという。将来は、「例えばお客さまを福島に招いて、現地の方と交流する」構想も頭に描いている。食事やふれあいの場を通して、良い牛を育てようと努力を重ねる生産者の存在を実感してもらうのだ。

「以前は生産者にどんな言葉をかければよいか、迷ったほど。最近は冗談も言えるようになりました。皆さん、気持ちが前向きになってきていると感じます」

   「本当にいいもの」をより身近に深く理解してもらうため――。時間をかけて羽生氏は挑戦を続ける。

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