2019年 10月 17日 (木)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち
米朝首脳会談「決裂」が評価される理由

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   2019年2月27日と28日に、ベトナムの首都ハノイで行われた米朝首脳会談が物別れに終わった。一方、米国内ではほぼ同時に、トランプ大統領の腹心だった元顧問弁護士のマイケル・コーエン氏が、反旗を翻していた。

   コーエン氏は議会公聴会で、トランプ氏を「詐欺師、嘘つき」と呼び、不正関与を証言した。これに対し、共和党議員は、コーエン氏に対して「病的な嘘つきで、虚偽と真実を見分けられないのか」と応酬を繰り返した。

   トランプ氏が逆境に立たされているように見えるなか、支持者らは今、どんな心境でいるのだろうか。

  • ハノイで首脳会談を行ったトランプ氏と金正恩氏(ホワイトハウス公式FBより)
    ハノイで首脳会談を行ったトランプ氏と金正恩氏(ホワイトハウス公式FBより)

天敵・ペロシ下院議長も「喜ばしい」

   米国内ではどちらかというと、米朝首脳会談より公聴会への関心が高いように感じられた。

   オハイオ州に住む電気工のクレッグ(20代)は、民主党寄りのCNNなどが、米朝首脳会談はそっちのけで、公聴会の様子を盛んに報道していたとし、「重要な国防、外交問題とどっちが大事なんだ」と怒りを露わにした。

   議会下院が公聴会をあえて、米朝首脳会談とぶつかるように、27日に設定したとされている。米国内では、朝鮮労働党委員長の金正恩氏にトランプ氏が譲歩し、弱腰で合意するのではないかと懸念されていた。

   しかしトランプ氏は、「急いでやるより、正しくやる方がずっといい」と、正恩氏の要求を蹴った。

   これに対し、大手ネットワークNBCは「会談は失敗に終わった」と報道し、ワシントン・ポスト紙は「トランプ氏のカリスマ性や才能が、外交問題では役に立たなかった」と批判した。

   しかし、トランプ氏の決断を支持する声も強い。

   ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、「事前の事務レベルの協議が不十分だったのではないか」と疑問を投げかけながらも、「トランプ氏が合意せずに席を立ったことを高く評価する」との報道もしている。

   トランプ氏の天敵とも言える民主党のナンシー・ペロシ下院議長は、「正恩氏と2度も会わなければ、認識に差があることがわからなかったのか」と揶揄しつつも、「大統領が協議の席を立ったことは喜ばしい。北朝鮮は非核化する以前に、制裁解除を要求していた」と述べた。

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