元プロ棋士の加藤一二三九段が2019年3月8日にツイッターを更新し、プロ棋士御用達の店として知られる「みろく庵」(東京・渋谷区)が3月末に閉店することを悲しんだ。「みろく庵」は将棋会館近くのそば店で、対局中の棋士たちはしばしば、昼食・夕食の出前をこの店に注文していた。藤井聡太七段の活躍もあり、将棋ファン以外にもその名が知られるようになったが、入居するビルの建て替え計画などの影響もあり、その歴史に幕を閉じることに。「これからどうしよう」と戸惑う声も加藤九段は、「将棋界を対局時の出前いわゆる勝負ごはんで支えて下さったみろく庵様閉店の報に寂しい思いでおります」と、お世話になった店の閉店を悲しみ、「トマト大好きひふみんのため当時メニューになかった冷やしトマトを用意してくださり、カキフライ定食&チキンカツ定食のダブル定食を注文したのもみろく庵様でした」といった思い出も披露。最後に、「長年ありがとうございました」と感謝を述べた(その後、「ダブル定食」は別の店だったと訂正している)。加藤九段の他に、遠山雄亮六段も、「対局時の夕食休憩はいつもみろく庵だったので、これからどうしよう。。お店に行くとカワイイ猫ちゃんがいるのも楽しみの一つでした!」とツイート。瀬川晶司六段も、「対局時の出前無くなるのは痛すぎるなあ。今まで本当にありがとうございました」とつぶやき、そろって「みろく庵」の閉店を惜しんだ。ツイッター上では、「え、みろく庵閉店しちゃうのー!?」「今日飛び込んで来た仕事上のどんなバッドニュースよりも、みろく庵の閉店の方が重大事項だ」「みろく庵がなくなるのはショックや、、、」など、棋士だけでなく将棋ファンからも閉店を悲しむ声が上がっていた。
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