2019年 12月 15日 (日)

「イチロー監督」の高校が甲子園に? 関係者「あるかも」のワケ

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   MLBマリナーズのイチロー外野手(45)が2019年3月21日、現役引退を表明した。マリナーズのジェリー・ディポトGM(50)は、イチローの引退後に関して「チームと生涯続くような役職に就くと考えている」と明言。今後しばらくはマリナーズのフロントの一員として活動していくと見られるが、イチローが日本の学生野球に興味を示していることから、将来的に日本に帰国して国内の学生野球の指導者の道を選ぶ可能性が浮上した。

   85分にも及ぶ引退会見では、久々にイチロー節を炸裂させた。プロキャリアをスタートさせたオリックス時代に始まり、メジャーに移籍してからここまでの心境を吐露。なかでもアメリカに渡って「外国人」になり、そこで直面した孤独や、「外国人」だからこそ見えたもの、体験できたことをイチローらしくストレートな物言いで表現したものが、ファンから大きな反響を呼んだ。

  • 写真:AP/アフロ
    写真:AP/アフロ

引退会見で「プロ・アマ」問題に一石を

   会見では今後に関して多くを語らなかったが、質疑応答ではアマチュア野球界に触れる場面も。日本のプロ野球とアマチュア野球の「プロ・アマ」問題について疑問を投げかけた。「アマチュアとプロの壁が特殊な形で存在しているので、今日を持って、どうなんですかね。今までややこしいじゃないですか」と、引退会見の場には似つかない「プロ・アマ」問題に切り込んだ。

   日本球界では、これまでプロとアマチュアの間に深い溝が存在した。現役のプロ選手や、学生野球資格回復の講習を受けていない指導者は原則、アマチュア選手への指導が禁じられている。今でこそ、徐々に「規制」は緩和されてきているが、日本球界において長らく「プロ・アマ」問題がプロとアマチュアの間に大きく立ちはだかり、野球界の発展を妨げてきたともいわれている。

「そこ(アマチュア野球)には興味がありますね」

   プロ選手の指導者には興味を示さないイチローだが、「それは小さな子供なのか中学生なのか高校生なのか、大学生なのかわからないですけど、そこには興味がありますね」と、学生野球に関心を寄せる。自身も幼いころから野球に打ち込み、投手として甲子園のマウンド踏んだ経験もある。甲子園、日本のプロ野球、メジャーと、野球少年の夢であるすべての舞台を経験してきたレジェンドは、日本球界の底上げの必要性を感じているようだ。

   イチローと面識のあるMLBの元球団職員は「イチローは性格的に今までの常識をきらい、その常識を壊して新たな道を進むという思考の持ち主。なのでこのままマリナーズのフロントに残り続けることはないでしょう。日本に帰ってきてもプロ野球のチームの指導者になるとは考えにくい。高校の野球部の監督として、甲子園を目指すというようなサプライズもあるかもしれませんね」と指摘する。

   日米通算4367安打(日本1278、米国3089)を記録したレジェンドの引退には、国内のみならず全米からも労いの声が寄せられている。まずは引退の舞台を用意してくれたマリナーズにフロントという立場からの恩返しが先決だが、イチローの発言にもあるように将来的に日本のアマチュア野球に携わる可能性も十分。世界のイチローは引退してもそのスタイルを崩さず新たな道を開拓するだろう。

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